ここからしばらくは、神室町のメインストーリーになります。前回のお話のリンクはこちら。舞台が神室町に移っても状況は最悪。堂島組総出で桐生一馬を捜索中です。そんな中、桐生がアパートに戻ると、大きな炎が上がっていました。これは、堂島組の組員による放火でしょう。野次馬の中には、周囲を見回す組員風情の男たちも認められます。
すぐにその場を後にする桐生でしたが、神室町へ戻ったところで当てもなく、運悪く酔っ払いに絡まれて怪我まで負ってしまいます。そこへ・・・
たまたまなのか、桐生を見つけて声をかける麗奈。桐生の様子に、セレナへ来るよう提案します。
桐生が尾田との待ち合わせの為に初めてセレナへ訪れた時、常連だった錦がカウンターに居合わせたことで、錦から聞かされていた桐生と対面を果たしていましたから、知らない仲でもありません。しかしあの日、尾田は血だらけで現われ、背後から阿波野まで現れ・・・彼女の店は、既に堂島組にマークされているはず。
桐生を匿ったりなんかしたら、自身も危険に晒される可能性がある事もわかっているはずなのに、この頃の麗奈はかっこいい。半ば脅すような麗奈の言葉に従い、店に入って手当てを受ける桐生でした。
把握している限りの、組や警察の動きを話したり、胸の内をこぼしたり。この頃から、麗奈は錦を想っていただろうし、錦の話に耳を傾けてきた彼女は、桐生の話を聞いて呆れたように一言。
『結局あなたたちって・・・お互いを自分の身以上に思ってる』
これは、彼女を信頼したうえでの事と思うけれど、
肌身離さず、大切にしてきたであろう宝物を、桐生は麗奈に託します。自分の為に無茶をしてしまいそうな兄弟への伝言とともに。
ここで、店へやってきた堂島組組員たちとバトルが発生し、桐生は麗奈に詫びると店を後にします。しかし、既に包囲されていました。これ、麗奈は錦の為に組の人間の指示で動いていたのかな~なんて、チラッと思っちゃう自分が嫌だ。
後方には、錦と柏木さんも控えています。2人とも複雑そう。錦はもちろんですが、柏木さんなんて立場上動けない苦しさがあるんだろうな・・・柏木さんにはこれからずっとお世話になるのに・・・こんな顔させたくないんだよ本当は。
今回の騒動の中心、怖い顔3人衆も揃い踏みです。こういう怖い役どころが多い俳優さん方は、声優さんとしてもお上手な方が多くて驚きますが、これは何故なんだろう。インタビューなんかを拝見すると面白い方ばかりなのがまた凄いですよね。
この3人だって、それぞれ思惑は違います。達成したいものの為に、ぎりぎり関係性を保っているようにも見える、若頭補佐の3人。
そして『今ここで追い詰められてんのは、俺だけか?』という桐生の一言。
核心をついていますよね。蒼天堀の方でも感じていたことですが、それぞれがもつ猜疑心のような部分を巧くつついた様にも感じられます。この3人は、お互いに背中を任せられるどころか、いつ背後をとられるか知れない危うい関係ですもんね。肩書は同じ『若頭補佐』でも、そこにも序列があるだろうし。
さて、ここでは、今のところ桐生にやられっぱなしで、これが最後と言わんばかりの勢いの久瀬さんとバトル。
一度は勝負がついたかに見えましたが、周りの組員のアシストにより諦めの悪さを発揮した久瀬さんが、バットを振り上げます。
だんだんと久瀬さんが好きになった経緯があるので、どちらにも感情がのってしまって複雑な気持ちになるシーン。
ここで、何やら周囲が騒がしくなります。なんと、1台の車が2人に向かって天下一通りを暴走してきます。誰一人、何が起こっているのか把握できずにいる中、車はどんどん近づいてきます。
絶体絶命にも思える状況ですが、視界に入っていようが桐生に状況がわかるはずもなく、桐生に執着し過ぎるあまり、おそらく久瀬さんは周囲の騒ぎにさえ気づいていない・・・
運転手が意外とちゃんと見えてますね。
タイトル: 龍が如く0 誓いの場所
公式サイト:龍が如く0 誓いの場所 公式サイト
最終更新2025.11.4
