『あかねさす柘榴の都』という漫画をU-NEXTで読みました。U-NEXTのブックに関しては、購入を迷っている書籍を試し読み感覚でポイント購入するくらいがちょうど良いかも。これをきっかけに紙の漫画を集めた作品もあったし、放っておくとどんどん失効するポイントは使った方が良い。 書籍によっては、大きい画面で読みたいのにスマートフォンでしか読めなかったりと不便もあるので、あくまでも試し読み要員かな。
こちらの作品も最初は話読みの無料分のみで、お勧めするのも烏滸がましいような読み方をしたのですが、これには続きがあります。Kindle版の1巻を購入しました。最近決めた漫画に関するルールに則って、まず1巻だけ。書店で見かけてしまったら、その時は買ってしまうだろうな~表紙の色合いが心を明るくしてくれるから。読み始めると、流れる空気が自分の速度を落としてくれるような、『心に効く漫画』という印象。漠然とした不安を感じて何に対しても焦っているような、頭の中が忙しないような時に開きたくなる作品です。
冒頭から、主人公の生活環境が大きく変わります。新しい環境に馴染んでいく過程で、本で調べたり人に教わったりしながら料理を始める主人公。
ある日、市場で勧められるがままに白いんげん豆(ファベス)を購入します。調理方法を彼らの住むシェアアパートの大家さんに教わるのですが、夜のうちに白いんげん豆を水に浸けたり、煮込みという事もあって、完成までとにかく時間がかかる。 その時の、完成を待つ間の時間の流れ方がとても良いというか・・・シェアアパートの他の住人の色々が起こったり、決して静かとか穏やかというわけでもないのですが、自然に受け入れあう雰囲気というか。
そんな空気も含めて、なんか心に良さそうで、そういう空気で出てくる食べ物はなぜだかとても美味しそうで・・・食べてみたい気持ちが湧き起こってきました。 私は作中のような賑やかな他人同士の暮らしをしたことが無いので、羨ましくもあり、その中に実際は居ない事にホッとする気持ちもあり・・・。
作中の料理が気になったけれど、あまり見かける事もないし、この料理の主役とも言えるのに豆全般が苦手なもので、『白いんげん豆』について調べる事から始めてみました。
だいぶ栄養価も高いようだし、もしも美味しく食べられるなら、むしろ積極的に取り入れたいなぁという気持ちになったので、さっそく探して注文。到着予定より1週間近く早く届いて驚きました。とってもきれいなので写真だけ載せておこう。
『白いんげん豆』についてはまた今度書こうと思いますが、一応、こちらで購入しました。
それにしても、漫画を読んで「食べたいな~」なんて、ずいぶん久しぶりの気持ち。食べ物関係の漫画は飽和状態になっている気もするのに、食べ物や料理の漫画に区分するのも違うような雰囲気の漫画で、こんな気持ちになれるなんて嬉しい限り。こういう気持ちを感じた時に動いてみるのが結構好き。いい結果に繋がり易い気がする。
最終更新2025.11.5

