とっちらかんと

~迷子の寄り道~

【龍が如く0】歴史を知ればこそ。

尾田と合流したタイミングで倒れこんでしまった立華でしたが、亜細亜街での安静状態から始まります。尾田も焦ったでしょうけれど、こんな時の対応も承知していたんでしょうね。

ここで桐生は、定期的な人工透析が必要な立華の身体の状態や、尾田と立華が大陸のマフィアの出であることなどを尾田から聞かされます。

さて、神室町の中に在りながら、堂島組の手は届かないという亜細亜街。立華が、神室町において唯一安全と思われる亜細亜街に、桐生を匿えないか掛け合う為に動いていたことがわかります。

亜細亜街顔役の伝言係が病室を訪れると、尾田は、桐生を連れて亜細亜街顔役 陳さんの元へ向かうのですが、この時、尾田に続いて桐生が病室のドアへ向かうと、ベッドに横になっている立華の体側からの視点に切り替わります。映し出された左腕には、『蝙蝠の刺青』

立華の左腕の『蝙蝠の刺青』蒼天堀で『マキムラマコト』の名を騙って、ある男の情報を集めようとしていた李さん。彼が探していた、マコトを騙して酷い目に遭わせた男の左腕にあったのも、『蝙蝠の刺青』でしたよね。

さて、シーンは切り替わり、狭い路地をどんどん進む尾田に続いて、奥まった一角にある中華料理のお店へと入る桐生。すると、挨拶もそこそこに、桐生を亜細亜街に匿ってもらう事は叶わないと告げられます。尾田は食い下がりますが、陳さんの話を聞いてしまえば、これは仕方のない答えでした。

歓迎できない旨を伝える陳さん堂島組が亜細亜街にした事、その結果、自分達がどんなふうに過ごさなければならなくなったのか・・・過去から現在に至るまでの、堂島組と亜細亜街の歴史を、2人に話して聞かせる陳さん。

立華の考える通り、どうにか桐生を亜細亜街に匿って欲しい尾田は、「その頃桐生は堂島組にはいなかった」と、弁明します。確かに、桐生については尾田の言う通りですが、そういう問題ではありませんよね。陳さんだって、そんなことは承知の上でしょう。それでも、多くの仲間の血が流された事を忘れるわけにはいかない、過去の事として流してしまうような行いを、顔役の自分が仲間に示すわけにはいかない。ましてや、禍の火種となりうる者は、何者をも亜細亜街に入れるわけにはいきません。陳さんの立場を考えると当然の判断です。

この話を聞いても尚、強引に交渉しようとする尾田を、ちょうど良く現れた立華が制して場を収めます。ご無事で何より。

無事に戻り尾田を制す立華ここは、陳さんの話を聞いた後にしては強引な、尾田の態度が少し引っかかるシーンでした。立華よりも焦っているように感じる。相手が亜細亜街の顔役という事を考えると、こじらせるよりも、1度引いて策を練るのが無難かと思うし・・・。

どちらにせよ、当事者から話を聞いてしまったからには、ここにいられる桐生ではありません。

尾田を制し、よそへ行く事を宣言する桐生立華にまで驚きの粘りを見せる尾田を、今度は桐生が抑え、よそに行くことを申し出るのでした。

お店を出た後の立ち話で、風間の親っさんから亜細亜街との事件について少し聞いていて、桐生もうっすらとは知っていた事、その事件の頃はまだ、尾田と立華は神室町にいなかった事もわかりますが、プレイヤー視点では、蒼天堀の『蝙蝠の刺青』の話との関連性の疑惑が強まり、気になるところです。

再び行く当てのなくなった桐生に、西公園でホームレスに紛れて過ごす事を提案する立華。本人は何やら準備があるそうで、なんとか翌日まで見つからずにいてもらうには、ホームレス達の居住地が神室町で最も安全と考えての事でした。

西公園に到着した、ホームレスよりホームレスな桐生さっそく西公園へ向かったものの、今のところホームレスよりホームレスな桐生、心なしか背中が疲れて見えてきます。

タイトル: 龍が如く0 誓いの場所

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