とっちらかんと

~迷子の寄り道~

『白いんげん豆と鶏肉の煮込み』滑り出し好調。

さて、「あかねさす柘榴の都」という漫画を読んでみたお話を書きましたが、

作中に出てきて、気になって気になって購入してみた白いんげん豆。レシピの多くは塩や砂糖を使って甘めに煮るものが多かったのですが、後々調理に使う事を考えると使いたくないな~と、何も入れずに煮てみました。柔らかく煮た後は100gずつ冷凍保存しておいたのですが、一番最初に作ってみたのがこちら。白いんげん豆が届くまでの間に調べて楽しみにしていたレシピ。

えて、材料が少なく調味料もシンプルなレシピを探しました。驚くことに、ほぼ鶏肉と豆の旨味のみ。トマトの酸味が味を整えてくれていて、とにかく優しくて濃い旨味。

とはいえ、普段は豆をそこまで好まない私です。枝豆や豆もやしさえ食べません。苦手意識回避の為に今回は初回特典として少しだけズルをしました。鶏肉は山賊焼き用にお気に入りの味付けで冷凍していたストックを使ったのです。かわりに、半端な量だったので冷凍せずにおいた残りの豆を加えて分量より多めにします。大きいトマトが少し苦手なので、トマトはミニトマトを相当量。山賊焼きにしっかり目におろしにんにくを使っているので、レシピのニンニクを省略という具合です。

山賊焼きの味付けは意外とそこまで顔を出さず、少し豆を潰し気味にしたのでサラサラとはせず、とろっとしてちょうど食べやすい仕上がりに。こちら、今後も相当作りそうな気がするので、次回はちゃんとレシピ通りに作ろうと思います。白いんげん豆をとても美味しく食べられる事がわかりました。

鶏と白いんげん豆の煮込み今回は豆を多めにしたので十分な食べ応えがあり、夕食という事もあって主食無しで済ませましたが、何にでもよく合いそうな気がします。ごちそうさまです!

それにしても、豆からこんなに出汁が出るとは思わなかったので驚きました。下処理でお塩やお砂糖を使わなかったのも良かった気がする。豆腐や納豆、味噌以外、煮豆も豆パンも含めて豆の料理を美味しいと思ったことが無かったのですが、これは美味しい。これなら続けられるかもしれない。というか、今まで食べたのは何だったんだろう・・・。煮込みなら美味しく食べられる可能性が高いのかもしれない。白いんげん豆を普段の食事に取り入れようという試み、お陰様で滑り出し好調です。これからも色々試してみよう。

苦手だな~と感じた体験はあったんでしょうけれど、『私は○○が苦手』と、避け過ぎて自分により強くすり込んでしまったかもしれない。解けるきっかけになるかもしれないな~と、ちょっと嬉しい体験でした。