桐生を慕う弟分として最初から登場しながらも、なかなか辛いことになるシンジ。 そういえば私は、サブストーリー『未来が見える占い師』で占い師が最後に言った『若い男』について、郷田龍司が出てくるまでの短い間、「シンジかな~」と思っていました。
そんなシンジと桐生の出会いのエピソード、ということで認識は合っているのかな。 道端で、ヤンキー風の女から助けを求められることをきっかけに、サブストーリー『男の背中』が始まります。
「カラの一坪」にほど近い路地へ連れていかれるのですが、女の姿が消えたことに気付くやいなや、突如襲撃を受ける桐生。
ギリギリのところでかわしますが、女もグルだったことがわかったところで、プレイヤーとしては見覚えのあるこの男が更に襲い掛かってきて、バトルが始まります。 服の色や髪型なんかは変わらずというところに加え、『龍0』ですから当然なのですが、なんとなくつるんっとしていますよね。
これはバトル後の様子なのですが、こんな頃もあったんですねぇ・・・
まずは男の若さに気付いて驚く桐生でしたが、落ち着いてきたところで確認してみると、堂島組に雇われて桐生を襲ったわけではなく、「ヤクザなら誰でもよかった」といいます。これに反応した桐生の言葉が、なぜだかちょっと笑える。
おそらく、他の大人とは自分にかける言葉が違ったんじゃないかな。この辺りから、男の態度が軟化したように感じます。 この男は、当時16歳の『田中シンジ』。名のり終えると、どこの組か桐生に尋ねます。 桐生をヤクザだと思ったから襲ったわけなので、驚くのも当然とは思いますが、桐生から「俺はカタギだ。極道じゃねえ」と聞いたシンジの驚きようがこちら。
実際、当たらずも遠からずといったところなので、こればかりは仕方がありませんよね。
父親の事業の失敗が元にあるとはいえ、ヤクザのせいでシンジの家庭は滅茶苦茶になったそう。家を出てはみたものの、宿も金もない。「誰にも迷惑が掛からないから金をとるならヤクザから」と、シンジは『ヤクザ狩り』で生計を立てるようになったと言います。 襲った相手が自分の家庭を滅茶苦茶にしたヤクザ本人ではなかったとしても、シンジにも事情はありました。 少し心を開いたのか、徐々に口数も増えてくると、「メンツを守る為にヤクザは被害届を出さない」と、ヤクザを襲う他の理由も付け加えるシンジ。 しかし桐生は、「だからこそ危ない橋を渡っている」と忠告します。被害届こそ出さないけれど、見つけたら『秘密裏に執行』という事ですよね。
『ヤクザ狩り』について知っているのは、所属する暴走族の中でも信頼できるやつだけだから大丈夫、と話すシンジに、「だといいがな・・・」と、含み気味の言葉で話を切り上げ、その場を離れようとする桐生。 シンジからは、なんだか引き止めたいような雰囲気を感じないでもないのですが、桐生は、自分を襲った人間が誰に雇われたのかを確かめたかっただけですからね。 それでもやっぱり桐生ですから、今まで無事だったのはたまたまだから『ヤクザ狩り』をやめるよう、更に忠告を加えます。 しかし、これには拒絶の姿勢を崩さないシンジでした。 せっかく言ってくれた言葉でも、受け入れるのが難しい事もありますよね。
いつもなら更におせっかいをやきそうなところですが、今、目立つわけにもいかない桐生は、珍しくもさっさとその場を後にするのでした。 立ち去る桐生の後ろ姿を目で追い続けるシンジが、なんだかねぇ・・・。
そもそも、桐生がこんな事を自分に言い聞かせるなんて珍事ですよね、いつもだったら先に身体が動くもの。
今回は、桐生の言動に心が動いたような、シンジの表情や反応の変化が印象的でした。
このサブストーリーの完結編はこちらです。タイトル: 龍が如く0 誓いの場所
公式サイト:龍が如く0 誓いの場所 公式サイト
最終更新2025.11.25
