とっちらかんと

~迷子の寄り道~

【ロストオデッセイ Lost Odyssey】沼に踏み込んだ可能性。

龍が如く0」を快適に進める為にPS5に戻ってからというもの、「Apex Legends」以外でXboxを起動する事がなく、Xboxのおかげでゲーム熱が戻ってきたというのに残念な状況が続いていましたが、先日の大掃除が転機に。コンソールごとに並べた事で見やすく並んだゲーム達。サイズはPS2のケースと同じなのですが、背表紙の色やデザインが特徴的でXboxのケースだけ目立ちます。

この時まで、Xboxのディスクが家にある事を知らなかったつもりだった私でしたが、旦那さんによると、私が好きそうな作品を選んでくれたこともあって、彼が買ってきた時は相当喜んでいたそうです。

さて、家にあったXboxのタイトルの1つが「Lost Odyssey」でした。

Lost Odysseyこれ凄いですね。ジャケットだけで期待感が半端ではありません。今はまだ4枚組の1枚目、しかも序盤だというのに既に感激しきりです。近い作品は幾つか挙げられるけれど、たぶんこれまでプレイした中で最も好きだと思います。まだ1周もしていないので途中でどうなるかわからないのに言うのもどうなんだろう、でも今のところ「こういうのがやりたいんだよ」というゲームです。

ちなみに、私のゲーム歴は浅く、このゲームが発売された2007年時点ではゲーム未経験者でした。そのため、古いゲームを今更追う事が多いので、おそらくゲーム好きの方々とは感覚に大きなずれがあるかもしれません。

この記事の後半で、ゲームに対して思う事を少し書いてみたので、良かったら読んでみてください。批判したいわけでもないし、言葉にするのは難しいですね。上の記事にも書いた、幾つかのシリーズに対しての気持ちの変化について、「Lost Odyssey」をプレイしたことで、少しクリアになる体験をしました。映画なども同じなのですが、情報なしで没入したい私は、作品に関する情報にあたるものを可能な限り遮断してきました。旦那さんも私の偏屈っぷりを知っているので、今回も伏せてくれていました。

選考会や大会などを、顔や名前、個人を判別できる情報を全て伏せて完全番号制などで行った場合、選ばれる作品や勝ち残る人たちの顔触れが変わる畑なんてたくさんあるだろうと私は思うので、少しでもフラットに臨みたいという気持ちが働くのかもしれません。

今回も、ジャケットからわかる、キャラクターデザインが誰かという情報だけでプレイ開始。感想を伝える為、大好きなゲームの名前を出して、「○○ ○みたい。音楽も、町の雰囲気もNPCの衣装も。もしかしたら○○ ○より好きかもしれない。凄い」と感極まった状態の私に、両方のケースの裏を並べて見せた旦那さん。

どちらも同じ方々制作の作品だと知り、感動が押し寄せ鳥肌が立ちました。

偏屈っぷりを崩さずいたから出来た体験という気もするので、今後もやはり事前には情報を避けようと思いますが、何も知らずに作品に触れ、感動し、それを制作した方々が同じなら、私が好きなのはシリーズではなく彼らの創る世界なのだ、という実感。腑に落ちるとはこういう事か、という体験でした。

さて、ゲームについては少し進めてから書こうと思うのですが、物語の途中、様々なきっかけで主人公の記憶を巡る描写があります。その記憶の物語をまとめて読める文庫本とハードカバーがありました。特にハードカバーの表紙や冒頭のイラストに工夫があって、広げて飾りたいほどです。

ゲーム抜きにしても、純粋に短編集として面白い。ゲームの中でも、読ませる演出で描かれ、影絵のような背景の中、文字は踊り、涙となって零れ落ちる。キャラクターデザインを担当された井上雄彦さんの描く主人公にも魅せられたりと、アートとして楽しめるのですが、文字だけで綴られても尚、美しく頭の中に描かれる情景がありました。

龍が如く0」はストーリーもわかっているのでお休みして、「Lost Odyssey」の備忘録を始めようか悩み中。初見のゲームではよくゲームオーバーになるので、慣れるのが先かな・・・DL版も買ったことだし、まずは1周を目指そう。

 

タイトル:ロストオデッセイ

開発: ミストウォーカーフィールプラス
販売:Microsoft
公式サイト:公式サイト公開終了
販売ページ:詳細・販売ページ