とっちらかんと

~迷子の寄り道~

【最高の体調】読んでよかった自分の場合。

読んで、実際に取り入れてみた実践方法についてのみ、少しだけ書いていこうと思います。本の感想は特に、どこまで書いていいものか疑問が消えず、あまり詳細を書かない方針です。上の記事にも書いた、お散歩を始めるきっかけとなったのがこちらの本です。私は今回、Prime Reading で読んだ結果、付箋を貼ったりメモを挟みながら読みたいという事で紙版を買うに至りました。今回書くことは、電子版を読んでのことです。

こういうタイトルの本ですから、以前にも1度、体調不良が続いた際に読み始めた事があったのですが、その時はどうしても読むことができず。最近は活字に気持ちが向いていたので、これ幸いと最初から読み直したのでした。

自分に実践できるようなものや、ヒントがあればと思いつつ、「普通に外に出られる人を基準に書かれているのだろうから、私にはできないかもしれない」など、ネガティヴな気持ちを消す事ができないまま読み始めました。

途中、しばらく続いた辛い時期について思い出しました。というのも、当時、少しでも楽になりたくて、周囲の事などあえて考えずに取り入れた方法が、書かれていた内容の1つだったんです。どうしてその方法が有効なのか説明されていましたから、プラスに働いているような気がしていた当時の感覚は間違いではなかったと、当時の自分の感覚と、その方法を取り入れた判断自体を肯定することができました。これだけでも読んで良かった。当時の私の脳は、「終わりが見えない辛さ」を「危機的状況」と変換し、生存本能にも近い選択をさせたのかもしれません。

辛い時期を抜けかけた頃に始めて、今も手帳で実践している事も、紹介されている手法と概ね同じでした。2025年からは意識的に実践してみようと思うきっかけになり、今読んで良かった。ゲーム感覚を忘れずに今後も楽しんで続けたいと、改めて思いました。

この本は、各項目を説明した後に「実践ガイド」としてまとめられているので、少し前に読んだ「道理」と「実践方法」を頭の中でリンクし易くなっています。

とはいえ、一気に取り入れると継続も難しいうえ、何か改善されたとしても、どの方法の効果かわからないと思うので、1つ始めたら1か月ほどは他の方法を取り入れない事に決め、すぐにでも実践できそうな方法が書かれた「ページとキーワード」のみをメモしながら読み進めました。

まずは「デジタルでも良いから自然の音や映像を聴く、見る」という、室内で完結する方法を開始したのですが、あまりに心地が良くて継続を意識するまでもなかったため、1か月のカウントはせず。朝から日の高いうちはこちら

夕方から夜にはこちら。時間帯によって音の種類を変えて楽しんでいます。

いずれも「九州の自然風景と音」というチャンネルさん。自分のPC環境で最もサイズの大きなモニターに全画面表示で流しています。一時停止しても美しく、自分が実際にそこに居るようにも感じます。

次は、外出が増えてきた流れに乗り、「毎日お散歩して、公園に10分程滞在する事」を取り入れました。夏なら始めなかったと思うので、完全にタイミングに助けられました。散歩時間は50分~1時間半。休憩がてら公園で過ごす10分間に文庫本を読み進めています。習慣化するまで最低3週間と言いますからまだまだですが、今のところ毎日実践中。

自分の内側を掘り下げていくようなワークも載っていたので、いずれ実践したい。特に印象に残っているのは瞑想について。実際、基本の部分をすっ飛ばして瞑想を薦めるだけの人やコンテンツが多い印象があるので、いつか瞑想を実践したくなったら、こちらの本にあったワークが先かなと思いました。私自身は、前述の辛かった時期に「今の状態に瞑想は逆効果」と感じてからというもの、未だ避け続けています。

取り入れやすいものだけ、今が適当と思うものだけを実践してみるという使い方で、私はこの本を楽しんでいます。ちょっと付き合いが長くなりそうな本でした。