前回、宿で休んで記憶のチュートリアルを終えました。
宿に連絡がくるはずですが時間がかかっているようなので、宿を出て街をぶらついていると、自分をつけてくる者の存在に、ミラー越しに気が付きます。
縫うように人混みを通り抜け、自分の方へと近づいてくる男。カイムは角を曲がり路地裏へこの男をおびき寄せます。やはり、カイムを追って角を曲がる男でしたが、次の瞬間・・・
宙に浮く事態。男の首元を掴んで、壁に叩きつけるようにしたかと思うと、問答が終わるまで抑え続けます。この男はヤンセン。「大事な話があるから屋敷に連れてこい」というガンガラからの伝言を頼まれたそうです。記憶を失っているけれど危機管理能力の塊であるカイムからすると「つけられていた」のでしょうが、ヤンセンはただ「追いかけていた」のでしょうね。
とりあえず事情を飲み込んだカイムはヤンセンを解放。ヤンセンがガンガラとの関係性を説明すると、カイムはすぐにその場を離れます。ヤンセンも後を追うかと思いきや、この時点ではカイムとは反対の道へ進みます。
早速ガンガラの屋敷へ向かうカイムでしたが、先客という事で、ここからガンガラと先客の場面へ。元王子という事で良いのでしょうか、先客はトルタンという男。軟禁中のガンガラを励ます為に訪れたようです。
会話中、「共和制」「父」「先王」「王政復古」などのワードが出てきますから、共和制になりたてほやほやで、国民も含めて戸惑いが残る、新体制が盤石とはなっていない世情という印象の中、トルタン自身は共和制に不満はないようです。なかなか危うさを纏う雰囲気が気になります。「魔導力推進派」という感じで、魔導力によって戦争による兵士の死を無くしたいという考えが根底にあるようです。ガンガラは先王時代から上手く立ち回り、トルタンを手懐け、只今暗躍中というところなのかな。
上の画像は過去記事にも載せたのですが、こういう表現なんかにもいちいち感動出来る、嬉しい1周目です。出てきた先客トルタンとすれ違うシーン。視線を向け、カイムを意識しているトルタン。
やっと対面となりますが、そこにはヤンセンも控えていました。1度は切先を向けるも、グランドスタッフの調査へ同行させるよう、ガンガラより提案の雰囲気で強要されます。
ガンガラは調査に同行するもう一人の不死者、セスを危険視しており、彼女を牽制する為に女の扱いに長けたヤンセンが役に立つと言います。尤もらしい理由のようですが・・・。
危険を予見したヤンセンが賃上げ交渉した時の反応。「魔導の契約」とは一体・・・? ヤンセンが去った時の、わなわなした表情も気になる所ですが、最初から黒さしか感じないガンガラ。ラスボスの捨て駒感もありますが、きっと全然違うんだろうな。そして何よりヤンセンの発言・・・
カイムには調子の良い事を言っていましたが、やはりカイムも監視対象なんですね。カイムとの対面前にガンガラが独り言で呟いた「あの女」とは、セスの事を指しているのでしょうか。
屋敷を出ると、セスに元気なご挨拶をされるカイム。「絡み方がめんどくさい」とか思っていそうですが、不死者同士の状況に共通点を見つけるという収穫もありました。
言いたい事だけぱ~っと言ったような雰囲気のまま、あっという間に走り去るセスでしたが、
なんとも言えない表情。全て空元気だったんでしょうね。記憶の戻りはセスの方が早いのかなと感じる場面です。
タイトル:ロストオデッセイ
