お節づくりをやめてからというもの、年末年始には様々な餃子をお取り寄せして楽しんできましたが、このところ2人とも気持ちが完全に九州。鉄鍋餃子には鍋もセットになっている事が多いため諦めて、博多華味鳥さんのもつ鍋と水炊きのセットを買って、11月中旬から、冷凍庫にスタンバイして貰っておりました。プリンや焼き芋もセットになっていたのですが、プリンは期限まで期間が長いので先の楽しみにとっておくことにして、焼き芋を昨日今日とおやつに頂きました。
12月30日の夜にもつ鍋。31日は年越しそばを食べたいので、1月1日の夜に水炊き。新年最初の晩御飯は、私の本命「水炊き」でした。
どちらも甲乙つけがたい美味しさで大満足。旦那さんは水炊きを食べる機会が今まであまりなかったそうで、感動していました。
鍋があまり好きではない私ですが、水炊きだけは話が別。なぜなら水炊きを直箸で食べる事はそうそうないから。私のこだわりとして、具はキャベツとネギだけ。人参やら入れても綺麗なのでしょうが、水炊きの場合、あれこれ混ざらない方が美しく、甘みも際立つと考えています。
なにせ元日ですからなるべく火を使いたくない。カセットコンロではなく、台所のIHコンロで調理としました。付属のスープを鍋にあけ、煮立てたところにぶつ切り鶏肉を加えて煮る。あくをしっかり除いてから、まずはスープのみ、続いて刻みネギを加えて、更にそこにほんの少しの塩を加えていただきます。凄い濃さ。鍋にあけて火を入れる前、プルンプルンしてジュレのようだったスープ。そこにぶつ切りから出る出汁が加わっているわけです。ここまでは、2人して台所に立ったまま、湯のみでいただいたのですが、もう1杯欲しそうに空の湯飲みを両手で持って待つ旦那さんが可愛かった。「〆に足りなくなるよ」と言うと、「それだけは嫌」と戻っていった旦那さんでした。
完成して器に盛り付けたところ。キャベツやネギの甘さも加わったスープは美味しさが増し、先ほどとは全く違った味わい。
セットに含まれていた橙のポン酢で頂いたのですが、感動の美味しさでした。ちなみに、1本220mlの半分も使わなかったので、今朝、バインミーの焼き鯖に少しかけて滅茶苦茶な美味しさを体験できました。撮り忘れが悔やまれる〆には、水炊きを食べて器に残ったポン酢を加えたら満腹でも食べてしまう恐怖の味わいに・・・。
下の画像は、翌日にも雑炊を食べようと冷蔵庫にとっておいた水炊きなのですが、最初からプルプルだったスープに、鶏肉から更にプルプルの元がしみ出してゼリーのように固まったのかもしれません。
明日は三日とろろにする予定なので、まだ残っているポン酢をかけよう。こんなに美味しいのだから、香りが良いうちに使い切りたい。お正月って食べ物のことばっかり・・・計量日が怖い。

