今年は忘れなかった『七草粥』です。七草粥を食べ始めたのは旦那さんと一緒に暮らし始めてから。季節行事に一応気を配るようになったのがきっかけでした。今では、季節行事なんてほぼ気にせずに過ごしていますが、1月7日の『人日-じんじつ-の節句』は1年の最初の節句という事もあり、一応やっておきたいなと。有難くも、七草セットなどという便利なものがありますからね。
私が知っている七草粥を食べる理由は後付けだそうですが、遡るときりがなさそうなので、無病息災祈願という事で頂くことにしています。
塩でほんのり味付けをしたお粥を作って、下茹でした七草を刻んで混ぜるだけ。焼いたお餅もトッピング。以前は、クックパッドで見つけた長いもの餡かけをのせた七草粥を作っていましたが、「3日とろろ食べるしな~」という事もあって、我が家では今の作り方に落ち着きました。
一緒に暮らし始めた頃は、私が野菜嫌いだった事もあって、「意味があるのはわかるけど・・・草なんだよな~イヤだな~」なんて思っていました。そんな感じだったので、なんとか食べ易くしたくて餡かけにしていたのですが、今では、なるべくシンプルな味付けの方が良いとさえ思うようになりました。とは言っても、去年のようにスコーンと頭から抜けるような事もあるし、今年は、年始の水炊きで残ったポン酢をかけたりと、結構好き放題やっているのですが。
でも、七草粥について疑問に感じ続けている事が1つ。
「みんなこれ、いつ食べてるのかな・・・」
ちなみに私の場合、朝食として出したいと思い始めたのは最近で、以前は夕飯として出していました。時間の余裕もあるし、消化に良さそうだから夜でも良いかなと。でもここ数年は、身体が温まりそうだし、朝食で食べた方が家を出る前の験担ぎのようになるのでは・・・と、完全に自分の感覚でこじつけるに至りました。
そういえば、焼いたお餅もいつからか七草粥にのせるようになりました。験担ぎと言いながら、お雑煮の為に買って余ったお餅を消費する為に七草粥を利用し始めたのでした。こんがり焼いたお餅が差し色にもなったので、以降続いています。
いつからだったろう、お正月にお雑煮以外でお餅を食べなくなったのは。我が家は2人ともお餅が大好きなのに、なぜかな。お餅はお正月の楽しみにする為に、お正月以外の時期には食べないようにしているというのに・・・。
好みの変化なのかわかりませんが、こんなふうに変わる事もあるのだから、意識すれば、自力でも変われるのかなと、少し希望も膨らみます。
