とっちらかんと

~迷子の寄り道~

【Lost Odyssey】トルタンが気の毒過ぎる。Day8

山小屋で一夜を過ごした前回。

「ひいおじいちゃんに授けてもらったスーパーセンスってのを持ってる」ヤンセンの言葉通り、山小屋を出ると雨に見舞われ、とたんに豪雨へ。

大雨のイプシロン山脈ヤンセンが騒いでいる間に、場面はトルタンの私邸へと切り替わります。

食事中、使用人を下がらせるトルタンでしたが、入れ替わるように飛び込んで来る血相を変えたガンガラ。入って来るなり、まさに今口をつけようとしていたスープを、皿ごと払い落とします。驚くトルタンを制し、皿の近くへ鼠を放す。

トルタンを制すガンガラすると、スープを舐めた鼠はあっという間に苦しみだし、その腹からは毒々しい植物が根を伸ばし始めました。すぐさま鼠ごと焼き払うガンガラでしたが、状況が呑み込めず激しく動揺するトルタン。

驚愕するトルタンと狸2人話がわかってからもう1度観ると笑ってしまうような名演技の使用人も必見。

トルタンはガンガラに疑問をぶつけます。トルタンは、動揺から反射的にガンガラを頼ったのだと思いますが、軟禁中であるはずの男がタイミング良く入って来たうえ、最後に皿に触れたのもガンガラ。前もって鼠に何かを投与していただけで、スープには毒など入っていなかった可能性もある。

ガンガラに状況を問うトルタン内通者がいて、何か細工をしたとしても、実際に最も疑わしいのはガンガラのように感じます。

ガンガラは「王政の復興を望まない者の仕業」という事で通しますが、トルタン自身は「王政の復興なんて自分は望んでいないのに・・・」と言ったふう。ですが、「評議会からの配慮」という形で旧王城内の私邸に住み続け、使用人まで抱えている時点で、疑問を怒りに転化させる国民が居てもおかしくない気もします。ガンガラは、2分化した国民が水面下で争っている現状を自覚するよう進言しますが、

喝を入れるガンガラ腹の中では「良いぞもっと良い駒にしてやる」というところでしょう。

厳しめに言ったかと思えば、「魔導力によって察知して駆け付けた」などと、魔導力を持ち出し大袈裟に跪いてみせる。「魔導力は無くてはならない」とマインド・コントロールでもかけているようです。落ち着き始めたトルタンが自分の弱さを嘆き始めるやいなや、今度は寄り添って更に畳みかける。

大袈裟に跪くガンガラトルタンは、軟禁を言い渡されたガンガラをわざわざ訪ねるほど信頼させられているようだし、その場面で既に、魔導力に賛成とわかる発言をしていましたが、更に強固なものにしたいのかな。

ガンガラが部屋を出ると、1人の使用人が通路に立っています。目配せもなく使用人の手に報酬をのせるガンガラ。

2匹の狸これはあの態度の悪かったヤツですよね。そもそも彼女にとってはボスが違ったんですね。ガンガラなのか報酬なのか・・・深々としたお辞儀です。

使用人のボスはガンガラトルタンに対して態度が悪かろうが、時勢もあり仕方のない事かもしれない思っていましたが、なるほど。ガンガラが鼠に火を放った時に倒れ込んだのも演技なら、なかなかの役者。トルタンはこのままなのかな、きっかけがあれば強く自立できそうな雰囲気を感じるのだけど。

 

タイトル:ロストオデッセイ

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