さて、どうしてこんな事になったかというと・・・今夜も街で怪しいヤツを見つけてしまったからです。警察より治安維持に努めている元極道、桐生です。
独り言を言いながら女性を見つめる男性。
男の名は三住。お店の前に立つ女性が、生き別れた娘、ナツミかもしれないとの事。キャバレーにお勤めの女性という事で、桐生も言う通り、店に行って直接訊けば早いと思うのですが、それができたら怪しさを醸し出す事もありません。15年前に事業に失敗して、苦労を掛けての離婚が原因という事情もあり、簡単には踏み出せないのかもしれません。それでも、また一緒に食事やお喋りをしたい、またパパと呼ばれたい・・・と。
とはいえ、次の画像が実はとても引っかかった場面。諸費用として渡すにしては1万円って少なくないかな。今では相当稼いでいるという男の話に加え、時はバブル真っ只中。羽振りが良さそうなものなのにな~と。入るお金も多ければ、出るお金も多いような気もしますが、実際はどうだったんだろう。
そして冒頭のご挨拶。レイカを指名するまでは良かったのですが、お酒の席にしては妙な質問をしながら、レイカの話を聞きだそうとする桐生。
レイカの返答は三住の話と一致する点が多く、「レイカは三住の娘だ」と、すっかり思い込んだ桐生。簡単に事情を説明すると、無理を言ってレイカを店外へ連れ出します。まぁ、レイカも驚きますよね。そりゃそうです。
ぽつぽつと話しながら、三住の待つ公園へ向かう2人でしたが、到着してみると、この期に及んで娘の方を振り返る事が出来ず、背中を向け続ける三住。レイカが思わず声をかけ、やっと向き合う事ができました。
しかしこの後、レイカから衝撃の一言が・・・。
「ナツミって誰ですか?」
実は彼女、自分を偽りたくないと、本名で働いているそう。源氏名を使う事が偽る事と同義とは感じなかったので、私も割りと衝撃を受けたのですが、色んな解釈、考え方がありますね。桐生の早合点もありましたが、まさか本名とは思いませんよね、これは仕方がない。桐生は空を仰ぎますが、赤の他人とわかった2人の関係は形を変えます。
食事?したりお喋りしたり、パパとまで呼んでもらって、当初の目的は全て達成できましたね、何よりです。レイカが実の娘だったらこうはいかないオプションまでついてきたような状況に、デレデレしっぱなしの三住。パパと呼んだだけでフルーツ盛り合わせを入れてもらえたレイカも、良いお客さんが付いて嬉しそう。
桐生が1人くたびれただけで、2人にとってはハッピーエンドという事で・・・
なんだろう、この気持ち。鬼子母神の御守りなんて貰ったって・・・晴れない何かを感じる。
タイトル: 龍が如く0 誓いの場所
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