とっちらかんと

~迷子の寄り道~

『木綿豆腐のふりかけ』炒りぬけなかったかもしれない。

豆腐のふりかけ鶏豆腐鍋を作った時に参考にした笠原さんの動画で、「池波正太郎先生が~」というお話があったので、少し調べてみました。そうして出てきたたくさんの料理から、前述の鍋を頻繁に作っているおかげで常に冷蔵庫にある木綿豆腐以外には、材料の用意も不要ですぐに作れるレシピを見つけました。

作り方はいたってシンプル。ある程度水分をきった木綿豆腐をじっくり炒るだけ。豆腐をフライパンに割りながら入れ、火にかけ、更に全体をつぶしたら放置。最初は、相当水分が出るので、動かさずに放置するのが良いかと。時折、上から切るようにへらでトントンしつつ、火にかけ続けます。繰り返すうち、徐々にお豆腐が小さくなり、焼き色もつき、ひき肉のようになってきます。そうしたら、少量の油分と調味料を加え、良く混ぜたら再び水分を飛ばすように火にかけ続けます。工程自体は少ないし簡単なのだけれど、ある程度時間はかかるので、前の食事の食器洗いやら、保存の為の野菜の下処理など、台所で何か他の作業がある時に作る方が良いかな~という印象です。火にかけている間混ぜ続ける必要もないけれど、調理中にその場を離れるのは良くありませんよね。

1つだけ、どこまで火にかけたらいいのか、程度が私にはよくわからず。一応の目安を記録しておくと、調味料を加える前は豆腐がパラパラしてきて水分を感じなくなる程度まで。調味料を加えたら、豆腐がパチパチ跳ねるくらいまで炒ってみました。出来上がりがこちら。

豆腐のふりかけもうちょっと炒った方が良かったかな。もう少し焼き色があった方が美味しそうな気がする。食べたら十分美味しいのだけれど、色が与える印象として。

何回も作って、自分の好みを探してみようと思います。しっかり水分を飛ばしているので日持ちもある程度するし、時間がかかる事が苦にならないなら、これを主食代わりにするのも良いかもしれない。その場合、調味料は控え目の方が良いとは思うけれど、工夫次第で様々、取り入れやすい気がする。ご飯にも勿論だけれど、うどんに揚げ玉のようにトッピングしてみるのも良いかもしれない。

今まで、豆腐を肉代わりとした調理を試しても、正直なところあまり好きではなかったのですが、これは食感がひき肉のようにも感じられるので、尚更楽しみ方は広がりそう。ごちそうさまです!最近お豆腐の登場頻度が高いせいか、お豆腐を温かいご飯にのせてお醤油を垂らして崩しながら食べる、祖父の好物を思い出します。お豆腐は冷たいまま。子供の頃にはわからなかったけれど、今は美味しいと感じるようになりました。海苔やらごま油やら足してしまう事が多いけれど、お醤油だけでも十分美味しいんだよな~。