とっちらかんと

~迷子の寄り道~

【Lost Odyssey】もしも記憶喪失になったら。Day16

今までとは違う不死者の選択があった前回でしたが、

暗転を挟み、カイム以外のキャラクターの操作が発生。と、何かを咥えた鼠に気付くと、「(おそらく檻を)蹴る」という選択肢が表示されたりと騒がしくなるヤンセン。その後、振動を感じ取り上方へ視線を向ける3人。

顔を上げる3人

収監されていた檻が、ヌマラ軍の軍艦と思われるアンクルブーツのような形をした乗り物に格納されたようです。カカナス将軍が話していた通り、ヌマラ軍が帰途についたという事でしょう。これ凄いんですよ、アンクルブーツの上に更にロングブーツが乗っかったような造り。祖父の応接間に飾られていた、どこから火が出るかわからない重たそうなライターを思い出します。芸術点だけが突出していて実用性に欠けるライターと大きな灰皿。ヌマラの軍艦かな甲板の様子がズームされると、ほど高い位置に立ち、遠くへ目を遣る物憂げな美女。の後ろ姿が私は好きでした。ここで今度は張春華を思い出し、芋づる式に司馬懿の高笑いが脳内に響き、『新・三國無双』の世界へ寄り道するところでした。いや~危なかった。

この女性が、カカナス将軍が「お飾り」と言っていた女王陛下なのでしょう。

敬礼を受ける美女

ゆったりと海上を進んでいく軍艦。暗転後、3人は1か所に纏められていますが、未だ収監されている様子。この描写で『スラムダンク』を思い出したのだけれど、誰かに伝わったらいいな~と思いながら一応書いています。なんだか今回は頭が色んな所に行ったり来たり忙しない。

1部屋にまとめられる3人

ここでも夢を見るカイムですが、霞が少しずつ晴れてきているような気がします。少しずつ、断片が物語になりつつあるようです。深い哀しみの中、カイムの目がある人物の姿を捉えますが、この驚きよう。面識のある人物の可能性が高いとは思うのですが、

カイムの悪夢

なにせ記憶を失っているカイム。鎧を着て、頭部も兜で覆われていそう。紋章か何かを探れそうな点と、ワンドか何かの武器の造り、そして紫色に輝く手元。その光が無ければ、ほぼ影のようです。

おぼろげな記憶の人物

随分とうなされ、ほとんど飛び起きるカイム。先に目を覚ましていたヤンセンが声を掛けます。寸前、目を覚ましたものの、悟られないように身じろぎ一つせずに横になっているセス。こういう描写が雰囲気を醸し出すように感じます。セスの肩が、未だ残る隔たりを感じさせるようで絶妙。

雰囲気描写

ヤンセンは、カイムがうなされて口にした「リルム」という女性について尋ねますが、夢の中で叫んでも、それが誰かはわからない。しかし、夢についての心境を吐露します。前回に引き続き、カイムはだいぶ柔らかく変わってきたような。

夢について吐露するカイム

「本人が思い出したくなくても、記憶が蘇ってきているんだろう」と言うヤンセンに、動揺を見せながらも、「思い出したところで、何の意味がある」とカイム。その言葉を受け、カイムをペシミストだと溢すヤンセンペシミストとは、悲観主義のような考え方の方々を指すと認識しています。

自分が記憶喪失だったらこうすると語るヤンセン

記憶を無くしても、ヤンセンは言う通りの行動をとりそう。でも、どれだけの人が積極的に動けるのかな。旦那さんが居る状況だったらとかの条件を脇においておくと、私なら、「記憶はいずれ戻る」とか「どうせろくでもない記憶だから片付けられたんだ」とか納得させて、先にだけ目を向けるかもしれない。

今回はおしまい。名は体を表しますね、色々思い出して頭がとっちらかったと思ったら、今度は考えて止まってしまった、とっちらかんとでした。

 

タイトル:ロストオデッセイ

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