なんだか今月は、旦那さんの映画を観たい欲が良い具合に私の月間目標とリンクして、既に目標達成しております。朝食と夕食の時間で観進めるというふうに毎日コツコツ。以前の私にはあり得ない観方です。
さて、今回は旦那さんの希望で視聴した『スノーデン』。かなり話題になった作品ですよね。そりゃそうか、内容がもうね。これはノンフィクションという事で良いのかな、事前に少し情報を入れてから臨みました。
観始めて最初に思ったのは、主演俳優がご本人によく似ているな~という事。内容には関係ない部分にも思えますが、ノンフィクションの作品では利点になる気がします。こちらの俳優さんは、どこに居ても違和感がなさそうな、どんなキャラクターでも演じられそうな印象。昔、窪塚洋介さんに感じたような、変化自在のぬるっとした雰囲気というか。
制作が決まるまでも、決まってからの予算や撮影場所に関しても、何もかもが問題だらけというか、とにかく簡単には進まなかったようです。ヒットした情報が全て正しいとも限りませんが、米国企業からの出資やスタジオの協力が得られず、他国の支援でやっと撮影が行われたそうですね。撮影自体も、必要なシーン以外はほぼドイツで行われたそうだし、本当にすれすれというか、監視下に置かれている状況が事実だから安全を考慮しなければならないという事を、全てが困難だったこの状況が物語っているようにも感じます。信念を以て出資する事が、立ち行かなくなる可能性や命が脅かされる未来を生むとしたら、本音はどうあれ、国に不都合な作品への出資なんてできない、とか。
でも、この映画はアメリカに関する事ですよね。彼らの謳う自由の中には、事実を公にする作品での表現も含まれていると思っていたので、違和感を感じます。企業側が直接国家機関などから警告を受けたわけでなくても、圧力をかけられコントロールされ、それを監視されている事を国民が感じているという事にも思えたんですよね。
感想も少し。時系列が少しわかりづらい部分もあったのですが、全体を通して緊迫感が途切れず、ちょっとした視線や言い回し、日常の中に馴染ませる必要がある嘘の数々。何かを感じ取りながらも、彼を守るように動いてくれる人も居たりして、その気持ちをきっと彼も感じ取っているけれど、置いていかざるを得なかったり。要所要所、苦しくて仕方がなかった。だからこそ、ルービックキューブのシーンがなんとも素晴らしかった。どうだ、ネタバレには一切なっていないだろう。でも、近いうちに通して観なおす気がします。この映画は一気に観た方が良い。
実際に読むまでは時間がかかりそうですが、映画を観終わってからリスト入りした本。内容が内容なので、映画はとっかかりとしては良いけれど、文字で読む方が、理解できる事も印象に残る事も多い気がします。私の場合。
一応こちらもマイリストに入れたところです。観るまでどれくらいかかるかな・・・
そして、今回の作品を観ていて思い出しただいぶ前の映画も視聴したので、また次回。

