とっちらかんと

~迷子の寄り道~

【Lost Odyssey】紫の珠、再び。Day17

自分が勝手にとっちらかって終わった前回でしたが、

自分をペシミストと形容し、「記憶をなくしたら自分が何者なのか必死に足跡をたどるものじゃないか?」と、さも当然のように言うヤンセンに、

言い聞かせるようなカイム

自分でもきっとわからないだろうに、自分を納得させようと思えばここに辿り着くのかもしれない一言で応えるカイム。と、ヤンセンに他意が無くとも、誘導のように感じないでもない話の流れに耐えきれなかったのか、ここでたまらず起き上がるセス。

耐えきれず起き上がるセス

以前から、セスはトリガーになりそうな言葉を避けている印象がありますが、やはり、ゆっくり思い出せば良いという姿勢のよう。これは現実で記憶喪失が起こっても同じなのかもしれない。早く記憶を取り戻して欲しい人達と、ゆっくり自然に任せようという人達、本人を置き去りにして周囲が対立するような。記憶は無くても感じる事はあるはずなのにね。経験がないのでわからないけれど、想像する限り、まさにこんな場面がありそうです。

「今せっついてもカイムが辛いだけ」と言うセスに、「へぇへぇ、悪うござんした」と、口先だけでも謝るヤンセン。セスは再び横になり、カイムは目を瞑ったまま俯き加減で黙っているのですが、カイムの様子を見たヤンセンが良い表情を見せます。

表情で語るヤンセン

そのままカイムに背を向けると、紫色の珠を取り出して見つめるうちにヤンセンの回想が始まります。眠るたびにうなされるカイムを見たりしながら2人と過ごすうち、ヤンセン自身の旅に対する考え方も変化している印象があります。

悩むヤンセン

回想の中で、ガンガラは詳細な説明を避けましたが、この紫色の珠は魔導力の結晶で、相手に投げつけるだけで相手の記憶は混濁。「闇の底に沈む」そう。故意に記憶喪失状態を作り出すという事ですよね。なるほどね。

カイムかセス、どちらかだけでも記憶を取り戻す事があれば使うよう指示を受けますが、「彼らにこれを使った場合、報酬を3倍にする」という言葉に驚いて、目玉が飛び出そうなヤンセン

驚きで目玉が飛び出そうなヤンセン

元々の報酬はわかりませんが、3倍とは驚きです。2人に記憶を取り戻されたらよほど困るのでしょう。ヤンセンは、その辺もわかったうえで引き受けたのでしょうけれど、2人を知ることで、報酬で割り切れなくなりそうな気がして悩み始めているのかな。(だったら良いな~良い奴だものヤンセン、きっと良い奴だもの)

この紫色の珠、実は以前、山小屋でも登場しています。

前回と違ったのは、ヤンセンが2人に隠そうとしなかった事。珠に気付いたセスに問われ、「ガンガラから貰った」と、相当端折って打ち明けます。ガンガラの名を聞いた2人は、ほぼ反射的にこの姿勢。

ヤンセンを囲むセスとカイム

ヤンセンは、「備えあれば憂いなし」と弁明するも、危険なものではないか疑問を口にするセス。そこへ、ヌマラ軍の見張り兵がやって来ます。

これを好機と、この見張り兵に紫色の珠を使う気満々のヤンセンですが、今回はここでおしまい。これでヤンセンは2人に手の内を見せる事になりますが、これで全てとも言い切れないだろうし、ここからどう進んでいくのかな。

以上、「ホワイトボア・収監所」での一幕でした。

 

タイトル:ロストオデッセイ

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