紫色の珠を使う気満々だったヤンセンに、待てを強いた前回でしたが、
今回は実践。武器を取り上げられてしまっている3人。紫色の珠に賭けるしかありません。早速、狙いを定めて投げるヤンセン。もし跳ね返って自分に当たったら、とか考えるとちょっと怖い。

うまい具合に見張り兵に当たるのですが、発光したと思ったら、見張り兵を包むように紫の煙が立ち込め、見張り兵が倒れてしまいます。煙の色が紫というのも、うまいな~なんて感じます。何が起こるかは誰にもわかりません。様子を見ていると、

見張り兵はすぐに立ち上がりますが、動きが緩慢。3人の方を向き直った瞬間、それでも警戒態勢をとるセスでした。しかし、

すっかり記憶を失っている様子の見張り兵。驚くセスとヤンセンに対し、カイムは「あの珠は魔導力の結晶だ」と一言。しかも、「この記憶喪失は一時的」とまで言います。これも気になるところですよね、セスの反応の方がしっくりきます。

2人が記憶を失った原因に近付けたのかな。珠の持ち主であるヤンセンが一番驚いていて笑いましたが、そりゃそうか、効果までは知らされていなかったもの。ここでヤンセンは「困った時に使えって言われた」と弁解し、効果的に使えそうだと喜んで見せますが、上手く隠しましたね。そこへ、記憶喪失の兵士が改めて質問。そうだった。でも、ここからがヤンセンの腕の見せ所でした。

誘導し、でっち上げた自分達の話を聞かせにかかる。「自分達はただの旅人で、ここに居るのは間違いで捕まったから」で、この兵士がここに居る理由は、「間違いがはっきりしたから、上役の指示で自分達を牢から出す為に来た」から。「慌てて走って来たからコケて、その拍子に頭を打って記憶がとんでいる」とかなんとか。「自分達を出しに来たんだから仕事しろ」と嘘八百を並べたわけです。
記憶喪失の兵士は、「お恥ずかしい限り」と反省しきり。気の毒になってきます。しかも、牢の開け方も忘れており、捉えられている側に教えられる始末。

魔導機関の付いたスティックで、ひゅーっひょいっと解錠。牢から出ると、見張り兵に声をかけるヤンセンをよそに、顔を見合わせるとその場を離れるセスとカイム。ヤンセンの軽い挨拶にも、未だぼ~っとしていながらも「道中お気をつけて」なんて応えてくれる見張り兵。ごめんよ。ありがとう。
遅れて合流するヤンセンに、珍しくセスの褒め口上。

ヤンセンは「いいだろ、出られたんだから」なんて応えるのですが、セスの本意は「おかげで出られた」ですよね。お互いの性質でいつでも喧嘩腰のような会話になってしまうけれど、こういうのがお互いに解けていけば、良い相棒になれそうなのにな~この2人。
更に、「舌先三寸とはこのこと」なんて言葉をかけるセスですが、最後には真っ直ぐ感謝を伝え、カイムも肯きます。

ガンガラについては、雇われているヤンセンにとってもわからない事なんですよね。3人はお互いのこういう部分を今のところ共有していないので、どうしても会話がちょっとした探り合いのようになるのも面白さ。
ここでやっとセーブポイントに到着となるのですが、気になったのが右下の鼠でした。

最初に捕まえられていた場所にも鼠がいたし、ガンガラ劇場で毒見に使われたのも鼠だったような。何も関係ないのかな。もしガンガラの遣いだったら、とか思うと恐ろしいけれど、考えすぎかな。
タイトル:ロストオデッセイ
