チュートリアルのようにルートを進み、進路を塞いでいたシャッターを開け、
どんどん先へ進んでいきます。と、早速鳴る警報。どうやら、通路の所々にある色の違うプレートに強い衝撃を与えると警報が鳴る仕組み。
走らず静かに通過する為のチュートリアルが表示されるので、この先は気を付けるのみ。なんと、立ったまま眠っている兵士が居たり、セスが兵士に気付いてプレイヤーの進路を修正してくれたりと、気をつけさえすれば大きな問題もなさそうでした。なさそうだったんですけどね。
進路途中の梯子を下ろす事で、牢を出てすぐの辺りから大きく近道できるルートを開通できたので、何回牢に戻されても面倒な気持ちにはならずに済みました。
でも、警備目玉を避けながら梯子を上っては下り、走る歩くを繰り返す上のマップでは毎回少し緊張。下手な癖にあちこち行ってみようとするものだから、何回も戻され、こんなに易しい難易度で先に進めない奇跡。なんとか最後の梯子を下りると、
中央のシャッターへ辿り着きます。スイッチでシャッターを開けると、更に奥へ続く通路と、何か光っているのが見えます。進んでいくと、エレベーターのようになっていて、
安全装置のような部分が閉じると、下降を始めます。私のように何回も牢に戻りさえしなければ、あっという間です。これを降りると、ホワイトボア・客室エリアへ到着。
美しい空間が見えています。先ほどまでのエリアと違いが大きすぎて、なんとなく気後れ。瞬間、カイムに起こる衝撃。
ヤンセンはやはり、記憶が戻って来たんじゃないかと確認しますが、今までと違う、気遣いのようなものが感じられるような。そして、更に驚いたのはカイムの返答でした。この時のセスの表情が、ヤンセンへの目配せのようにも感じて非常に良かった。
カイムの、記憶が戻ってきている事を受け入れるような返答には、ヤンセンも驚き、変化について更に問います。セスも、グランドスタッフの魔導力漏れを攻撃してから、カイムが時々見せるようになった表情について言及。しかし、落ち着きを取り戻したのか、「過去など無用だ」といつものカイムへ逆戻り。まぁ、そんなに簡単にはいきませんよね。しかし、明らかな変化を見たせいか、いつもは抑えているセスも「そんなこと、言わないで」と言葉が溢れます。そんなセスに「お前には関係ない」と、再び門扉を閉めてしまったようなカイム。セスもさすがにこの表情。
結構きついですよね、この状況でこの一言。仕方がないのだけれど。一緒にズガンときました。この表情を見なければ大丈夫だったと思う。でも、いつでも落ち着き気味で、カイムが記憶を取り戻すのを焦らせないよう心を配っているセスなので、こちらが妙に苦しくなってしまった。ヤンセンとの会話からのギャップもあると思うけれど。
自分にも腹を立ててしまったのかな、セスは。いつもは気の強い彼女のあんな表情を見たものだから、励まそうとしたんでしょうね、ヤンセン。でも、肩にポンッとしようとした瞬間、切り替えが異常に早かったセスがクルッと向きを変えたおかげで、見事にスカッ。
こういう場面を入れてくれていて良かった。ちょっと救われた気持ちのまま、今日はここでおしまい。
タイトル：ロストオデッセイ
