とっちらかんと

~迷子の寄り道~

処分までは長い道のりになりそうな祖父の鞄。

大きな物を処分する為にクローゼットの中を整理し、ついでに色々片付けています。クローゼットの中には古い鞄も仕舞ってあるのですが、埃やカビなんかも付いているだろうと思うものの、こんな状態でも修理を引き受けてくれる鞄屋さんがあれば綺麗にしてもらいたいと思ったまま、未だ仕舞いっぱなし。手放すにしても、綺麗にしてもらってからと思っています。

引っ越しぶりに取り出したついでに写真撮影。ぼんぼん載せていきます。

横からと上から

上から

底

底のチャックは、マチを広げる為のもの。

チャックで開く部分

チャックで開けられる部分の内側の革だけが非常に綺麗。

表面両側

戦後、祖父が仕事に使っていた鞄だそうで、肩掛けにもできたのかな~という形跡も。今思えば、最後の帰省は祖父が亡くなった時。捨てられそうになっていた、私にとって印象的な祖父の遺品を幾つか自分達の賃貸へ送りました。

昔は大変な人で大嫌いでしたが、私の旦那さんを誰よりも大切にしてくれたので、最後は憎み切れず。あの家に置いて捨てられるよりは自分達と一緒に、と思っての事でした。文机や衣桁など、我が家で数年使って気持ちがスッキリした遺品は前回の引っ越しで処分したのですが、これは修理先を探すところから。後悔を残さないように。