女王を抱え、ホワイトボア・機関室に降りた前回。
更に進むと、なんか凄い所に出ました。そのもの全体が強い敵みたい。

眠っている女王に一言かけて床に下ろすと、青い鳥が飛んでいる事に気付き、独り言のように声をかけるヤンセン。どことなくふらふら飛ぶ鳥を目で追っていると、動力から発生する蒸気に飛び込んでいきそうになります。

咄嗟に魔導力で鳥の進路を確保すると、小窓から飛び去っていくのを見送り、再び声をかけるヤンセン。そこへ今度は、「おやさしいのですね」。
『・・・???』

眠っているはずの女王から声がかかり、驚愕するヤンセン。すぐに反応するものの、足に異変。慌てて女王に尋ねます。

実は女王、最初から眠ってなどいなかったのでした。うつけヤンセンの真意が見えずに試したそう。謝意を示す女王に、ならば尚更と、足をなんとかしてくれるよう頼みますが、ここはきっぱりお断り。ここを離れるわけにはいかないと言う女王に、「カカナスとかいう野郎にけちょんけちょんに言われてるんだぜ?」と、最初から感じていた女王を取り囲む状況への怒りを、ついに口にするヤンセンでしたが、女王としての彼女の決意は固い。
ここで、「足はそれ以上石にならない」と説明する女王が、ヤンセンの反応に笑いをこらえるように俯き、一瞬で立て直すのですが、この場面、2人とも魅力が溢れているようでとても良い雰囲気。

結果は変わらないでしょうけれど、印象が良かったのは普段通りのヤンセンのような気もしますよね。こういう立場の人が笑いをこらえるなんて、やるじゃないヤンセン。
全てお見通しだった女王様、やっとヤンセン自身の言葉を聞くことができて面白そう。セスが語った通りの人物のようです。完全な開き直りを見せ、まるでセスを相手にしているような態度になるヤンセンでしたが、ここからがヤンセンの良いところ。

最後の最後まで騒がしい。カッコいいとは言い難くとも、こういうキャラクター大好き。危機のシーンでジョークを言うようなヒーローなんかじゃなく、諦めの悪さをこれでもかと体現するような、不格好なやつ。

それにしても白々しいですよね~ツルツル岩石 カカナス将軍。何が「女王陛下!」だよ。それでもまぁ、最後の最後までヤンセンなヤンセンで相殺という事で。

なんだかんだ、ツルツル岩石にはそこまで大きな権限なんて無いでしょうから、悪いようにはされない気もしますよね。
さて、ここから一転、ガンガラの実験室に切り替わるのですが、一体彼は何をしているのでしょうか。足場よりも低い所に、どろどろとしたものが静かに波打っているのですが、ガンガラはなにやら呪文を唱えているようです。
人型にも見えるものが、どろどろの中からぬ~っと姿を現します。魔導力か何かを仕上げのように流しているようにも見えます。音声がないシーンなのか、こちらに何か問題があるのか、音声があったら面白そうだったガンガラのシーンは無音で展開されました。まだまだ序盤ですが、ちょいちょいあります、音声が聞こえないシーン。
この後、海洋独立国家ヌマラの青空へとシーンが切り変わると音声が戻ります。バージョンによって違うのかもしれないと思った事もあってDL版も購入したわけなのですが、そもそもまだ1周目。そんな事は気にせず進めようと心新たにしたところで、今日はおしまい。
タイトル:ロストオデッセイ
