とっちらかんと

~迷子の寄り道~

【龍が如く0】『第十二章 欲望の巣窟』開始

今はまだ、全てに耐える真島さん留置所に西谷を残し、迷いやら何やらを振り切るように真島さんが走りだしました。まだまだ蒼天堀、『第十二章 欲望の巣窟』が始まりました。

息を切らし、福男も真っ青の走りで蒼天堀を駆け抜ける、夜の帝王 真島さん。無駄のない見事なコーナリングを見せ、あまりの走りに少し笑えてしまうシーンなのですが、毘沙門橋の方へと曲がったところでその勢いは止まります。驚愕と恐怖が入り混じったような表情にも感じますが、それもそのはず、そこにいたのは佐川はんでした。

佐川はんに足を止めた真島さんの表情蒼天堀は『檻』。わかっていたから急いだのかもしれませんが、そんな事が頭から飛んでしまってもおかしくないほどの出来事の連続に、やっと加速がついたところでしたからね。しかし、佐川はんの登場で引き戻されます。

蒼天堀から真島さんが消えたという報告を受け、待ち伏せしていたようです。西谷に会うために留置所に行っていた事を聞いたとたんに、分かり易い裏表を見せる佐川はんでしたが、肩を組まれた真島さんの表情が示唆に富んでいて、その先に待ち受けている事態を教えてくれているようです。

示唆に富む真島さんの表情真島さんが蒼天堀から離れている間の事までは把握できていないような話しぶりの佐川はんでしたが、万が一にも、真島さんが檻から出た場合の尾行要員を配置していない事が若干引っかかりました。蒼天堀が佐川はんのシマで、他の組のシマで自分の手下を動かすと揉めるとかそういうのかな。

さて、一見柔和な態度で真島さんを近くの公衆トイレに連れ込むと、真島さんの首に手をかけて壁に張りつける佐川はん。無断で蒼天堀を出た事に対し、ホテルでの外出時にフロントに声をかけることを引き合いに出す佐川はんの言葉が、留置所を出ようとした時に奥に声をかけた西谷 誉を思い出させました。佐川はんの場合、事前報告したところで、といったところでしょうけれど・・・

情報を掴むためには結局真島さんが必要な佐川はん。真島さんの回答に嘘が混ざっていても、承知のうえと流します。しかし、改めて釘を刺す事も忘れません。真島さんは真島さんで、まだ牙を見せるわけにもいきませんから、何を言われても耐えに徹します。

何を言われても耐える真島さん少し落ち着くと、西谷から得た情報を佐川はんに共有する真島さんでしたが、佐川はんを『おっさん』呼ばわりしていた西谷の言葉通り、佐川はんも知らない情報ばかりでした。『東城会』と聞いて反応する佐川はんですが、兄弟とはいえ、全ての情報を共有するわけもありません。お互い様でしょうけれど、常に疑心暗鬼になりそうなギリギリのところなのかな。
マコトが匿われている場所に話が及ぶと、「日侠連も目の付け所がオツ」と佐川はん。やはり、こちらの人間にはわかる場所のようです。

西谷から『椿園』についてわずかに聞かされたものの、

『椿園』についてわずかに語る西谷 誉今まさに『椿園の弁天屋』へ向かおうとしていた時にあんなことが起こり、西谷を置いて来ざるを得なかった真島さんです。ピンときません。「行ってみりゃわかる」と、西谷と同じような一言でしめる佐川はんでしたが、『マコトのような女の子が泣いて歩いていても違和感がない場所』という言葉が、非情なようですが分かり易い。

いつでもがけっぷち感漂う佐川はんも同行する事で話が決まると、会話のシーンは終了。公衆トイレの前に立つ佐川はんに話しかけると選択肢が表示されるようになります。

公衆トイレの前に立ちっぱなしになる佐川はんこのタイミングで、私は脇道にそれがちなのですが、メインストーリーを先に進めるまで佐川はんはここに立ちっぱなし。通るたびに、冗談にしても憎たらしいような言葉をかけられるので、なるべくここを回避して過ごす事にしています。「大丈夫や」を選択すると、タクシーの中へシーンは切り替わり、メインストーリーへ。

『椿園』へ続く長い橋から臨む近づき難い街の灯海にかかる長い橋。この対岸の街全体が『椿園』という料亭街ということなのかな。灯りだけでもどんな場所かわかり、近づき難ささえ感じます。

タイトル: 龍が如く0 誓いの場所

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