『増女』や『翁面』をつけた日侠連組員達とのバトルを抜け、屋上庭園のような場所に辿り着きました。能か何かの舞台にも似た造りになっているこの場所で、やっと、『日侠連総裁 世良 勝』と対面となります。しかし、マコトは既に発った後でした。真島さんには最初からマコトの居場所を伝えるつもりでいたと言う世良さんですが、覚悟を確認する為、あえて手荒な歓迎をしたということでした。
情報が少ない真島さんは焦りを隠しませんが、ここを発ったという事は、少なくとも佐川はんに殺される事態は回避できました。
真島さんの様子を見て、まずは詫びる世良さんでしたが、汚れ仕事担当なだけあって、真島さんについてもしっかり情報を持っていました。だからこそ、マキムラマコトの周囲を取り巻く勢力の中で、真島さんの存在だけが異質だったわけです。佐川はんに動かされている事までは想像できても、佐川はんを裏切ってまでマコトを助ける為に動き始めた理由がわからない。
噛みつきそうな勢いで、それでも世良さんと会話を続ける真島さんですが、なだめるように、真島さんを突き動かしている気持ちを踏みにじるつもりはない事を伝える世良さん。
この時点で、世良さんは真島さんの状況にも心境にも、一定の理解を示しているように感じます。
対面してからずっと、『落ち着け』のコマンドをちょいちょい挟む世良さんがちょっと面白くもあるのですが、とにかく早くマコトを見つけたい真島さんですから、誰の目からも明らかなほど焦っているわけです。ここを発ったと聞いたところで、『マコトを託された人物』が信頼できる人間かどうか、それが誰なのかさえ、真島さんは知らないわけですからね。
しかし、東城会の未来を左右する重要な局面である今、「生半可なヒーロー気取りで首を突っ込んでいるだけなら受け入れがたい」と、ここはきっぱりと言い切る世良さん。そして、意外にも武闘派のようで、結論を出すには自分の手で確かめないと気が済まない世良さんに、「従うのは癪」なんて言いながらも、手っ取り早いのは言葉より拳という真島さんが応える形で、バトルが発生。
ダンサーで「ひぃやっほぉ ひぃやっほぉ」していたので、シリアスな雰囲気からの切り替えはなかなかのものでしたが、弁天屋に入ってからはずっとダンサー。広すぎない場所に敵が複数いる場合、回転しながら敵を散らせるダンサーのバトルスタイルが、下手っぴには優しいような気がしました。世良さんとのバトルでも、足払いのようにして転倒させることで、世良さんの手数自体を減らす事が出来たように思います。
さて、無事に真島さんの覚悟が伝わったようで、世良さんがマコトについて話し始めます。
本人も知らないうちに、10億の価値とも言われる「カラの一坪」の所有者になっていた事、「カラの一坪」が金と権力をもたらす神室町再開発の鍵になり、土地の所有者争いが東城会で起こっている事。どれもこれも、マコト本人には全く覚えがないというのがなんとも・・・。
と、マコトには危害を加えていないと言う世良さんに、他の連中は違うと反論する真島さん。車ごと爆破されそうになったうえ、マコトを守ってきた李さんは、その爆破でどうなったかわからない状況。それに加えて、マコトを託した相手が『不動産屋』だなんて聞いたら、そりゃあ憤慨しますよね。この局面で頼るべき相手とは思えません。
勿論、普通の不動産屋ではありませんが、彼らを知らない真島さんが簡単に納得できるわけがありません。不動産屋の詳細を世良さんに問い詰め、自分も神室町へ行くと言い出します。しかしここで、世良さんから酷な一言を見舞われます。
表情さえぶれない世良さんの落ち着きと対照的な、真島さんの分かり易い焦りと怒り。1つ1つ、真島さんが納得できるように話す世良さんのテンポが本当はとっても親切なのに、気持ちが真島さんにのっかっているせいか、どうにもまどろっこしいようにも感じてしまうな~。
タイトル: 龍が如く0 誓いの場所
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