とっちらかんと

~迷子の寄り道~

【龍が如く0】見えないはずだった真実に近づく。

ビデオショップでの段取り確認と、マコトについての情報共有が済み、尾田と桐生が『弁天屋』に臨んでいるところから始めていきます。蒼天堀や神室町でも同じように感じますが、時間帯による雰囲気の違いも良いですよね。真島編で来た時にはしっかり夜でしたから、灯りの様子にもう少し艶っぽさがのっていたような気がします。

弁天屋に臨む桐生と尾田、真島さんが来る前のお話外で待機して見張りを担当する尾田を残し、桐生は1人、『弁天屋』の中へと歩を進めます。真島さんの時とは事情が違いますから、スッと世良さんの待つ座敷へと通してもらえるのですが、緊張感が漂います。「全て承知」と挨拶もそこそこの世良さんですが、ここで、例の名刺が登場。

緊張感漂う中、世良さんに名刺を差し出す桐生そこへ、日侠連組員に手を引かれ、マコトが入ってきます。世良さんに仲介される形で簡単な挨拶を済ませると、2人体制で神室町までマコトに同行する旨を、桐生から伝えます。

知らずに巻き込まれた事件で、これまでの間に、ずっとお世話になっていた人が殺された事を苦しそうに溢し、「お金なんてどうでも良いから、早くその土地を手放させて欲しい」と話すマコト。 黙って耳を傾けていた桐生でしたが、真島さんと同じ類の怒りを感じていそうな表情。鼻の付け根にまで皺が寄るって、結構強い感情の時のような気がします。

声をかけてからマコトの介助を始めると、世良さんに頭を下げ、2人はすぐに座敷を離れます。 外に出ると、イラつきやら焦りやらを隠さない尾田が、待たせていたタクシーへ2人を急かします。しかし、尾田の声を聞いたとたん、俯いて立ち止まるマコト。

尾田の声を聞いて足を止めたマコト急いでいる状況ですから、ここはわからないでもないのですが、粗暴な印象を与えるような言い方で、尚も2人を急かす尾田。この男には色々と思う事もありますが、桐生が真摯な対応でマコトを気にかけているのが、せめてもの救い。
タクシーには無事乗り込んだものの、俯いたまま、やはり様子のおかしいマコト。そんなマコトの様子を気にかけながらも、理由がわからず困惑気味の桐生。そんな中、マコトと桐生が座る後部座席を振り返りながら、尾田がマコトに自己紹介します。しかし、マコトは俯いたまま、返事をする代わりに杖を握りしめる手をきつくします。

その様子を見た尾田は、「あれ?なんか嫌われちゃいましたかね?」なんて、苦笑いで前に向き直るのですが・・・。こいつ・・・。尾田を担当されている声優さんがとてもお上手なんですよね、すごく、すごくお上手なんです。だからこそ余計に・・・。

桐生が見逃した、ルームミラーに映る尾田の表情マコトの様子を気にかけている桐生の目には入りませんが・・・桐生、こっち、見なきゃいかんのはこいつの表情なんだって。
それでもタクシーはどんどん走り続けます。高速道路で、自分達が追跡されている事に気付いた時にはもう遅かった。突如、スピードを上げて横づけしてくる車。乗っていたのは、『堂島組若頭補佐 渋澤』でした。

桐生が渋澤さんの存在を認識したところで、周囲を複数の車に囲まれてしまいます。耳に入る尾田と桐生のやりとりで異変に気付き、マコトも不安気。

タクシーの中がにわかに混乱するその時、窓を開けると、桐生たちが乗るタクシーの運転手に向かって発砲する渋澤さん。瞬間、マコトを覆うために動く桐生。尾田は、運転手に代わりハンドル操作を試みます。 桐生を見据えた渋澤さんがニヤリとした笑いを残すと、窓は閉まっていき、渋澤さんを乗せた車は何事もなかったかのように走り去ります。あっという間のことでした。

桐生を挑発するような渋澤さんの表情タクシーを取り囲む車に乗る怖い方々から銃口を向けられる状況の中、撃たれた運転手に代わり、なんとかタクシーを運転する尾田が、桐生に拳銃を渡してよこします。尾田が拳銃を所持していることに驚く桐生でしたが、この状況を脱する事が先決。

ここから、『龍が如く』の中で、しつこく現れるビルの中の敵よりも好きじゃない、ドライヴバイシューティングが始まります。

タイトル: 龍が如く0 誓いの場所

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