立華が「カラの一坪」の情報を入手したのは、母親と妹を探していた事に起因する事がわかりましたが、情報だけではどうにもなりません。どのような経緯で会社を興し、『カラの一坪争奪戦』で堂島組と肩を並べられるまでの躍進を遂げることができたのか・・・。
情報を入手した立華が何よりも懸念したのが、堂島組が躍起になっていた神室町再開発計画が「カラの一坪」のせいで行き詰まり、土地の所有者である妹がヤクザの争奪戦に巻き込まれること。これに気付いた時点で立華が交渉を申し入れたのが、『堂島組若頭 風間新太郎』でした。残念なことに、どうしても防ぐことは難しかったようで、今まさに懸念していた通りの事が起こっています。
この時はまだ若いとはいえ、風間の親っさんってあまり変わらないですよね。かっこよくて好きなんですけどね、異様に若さを保ち続けているように見えるというか、『維新!』でやっと相応に見えたくらいで・・・
さて、桐生としては、立華が交渉相手として風間の親っさんを選んだ理由が気になるところですが、その答えは、「風間さんが、堂島宗兵に今以上の力を持たれることを恐れていたから」というものでした。 立華が、持ちうる限りの力で神室町に張ったという情報の根から吸い上げた情報が繋がった結果だったのかな。 風間の親っさんは、器の許容範囲を越える力を持ち始めた堂島宗兵の暴走を恐れていたそうです。
堂島が「カラの一坪」を手に入れた場合、その功績で東城会本家若頭の座に就くことは明白。その後、順当に東城会3代目ということになれば、いよいよ風間の親っさんの手には負えなくなります。
妹を守りたい立華と、裏から堂島組を抑えておきたい風間の親っさん。この2人が手を取り合ったというお話です。 不動産会社を作ったのは、風間の親っさんから言われてのことだそう。堂島組よりも早く「カラの一坪」を手にして、妹を守れるように。それができるだけの力を持つ為にも、立華の持つ情報が基盤になるという事で『不動産会社』だったのでしょう。
相当その存在を恐れられている風間新太郎。立華も彼を『天才』と言います。でもな~天才の描いたシナリオ通りというのなら、どうにかならなかったのかと思ってしまう部分がどうしても・・・。
さて、数日前、マコトの目が見えないことを世良さんから聞いた時点では、兄であることを名乗らない方が良いと、立華は思っていたそう。しかし今、桐生から妹について聞かされて、ようやく覚悟が決まったみたい。
もう二度と逃げたくない、と強い思いを口にする立華。桐生の目も潤んでいる良いタイミングで堂島組の来襲がありますが、的は立華でした。バトルを終え、追手が来る前に裏口から外へと急ぎます。 堂島組が「カラの一坪」を狙う限り、マコトはどこに居ても危険。早々に土地を手放す手続きをとらせた方が良いと話す立華でしたが、どこからか視線を感じて立ち止まります。次の瞬間、撃たれたのは桐生の方でした。
身を隠せる場所までなんとか移動する2人でしたが、その間にも、桐生を撃った人物はビルの屋上から様々なものを足場に、地上へと下りてきます。常人の動きではありません。
立華によると、この男は老鬼(ラオグゥェイ)。立華が知る限り最強の殺し屋ということですが・・・そんな殺し屋なら、立華の言う通り、桐生が濡れ衣を着せられた「カラの一坪」で起こった事件の実行犯である可能性も考えられます。痕跡を残さない確実な仕事ぶりだからできたことでしょうから、この男が関わっているのなら納得です。
そういえば、立華 鉄を演じている井浦 新さん。最近になって、出演作品をマイリストに相当数放り込みました。ゲームから俳優さんの出演作品を観漁ることは無かったのですが、改めて『龍0』をプレイして、以前とは感じる事も違ってきているみたい。楽しみが増えて嬉しい限りです。
タイトル: 龍が如く0 誓いの場所
公式サイト:龍が如く0 誓いの場所 公式サイト
