とっちらかんと

~迷子の寄り道~

【龍が如く0】錦との会話も結構大事。

共に堂島組組員達とのバトルを終え、マコトを匿っている西公園に向かった錦と桐生。2人が段ボールハウスに入ると、桐生の他にもう1人の存在を感じとり、「お兄ちゃん?」と声をかけるマコト。突然「お兄ちゃん」なんて呼ばれて面食らう錦ですが、マコトにも錦にも状況の説明が必要ですよね。

まず、立華が堂島組にさらわれたことを知って動揺するマコト。そして、立華が「カラの一坪」の所有者であるマコトの兄だと知って困惑する錦。初耳の情報が多いんでしょうね、立場的に情報も少なかっただろうしね。しかも、風間の親っさん関連には回らないように情報が管理されていた可能性さえありそう・・・疑問だらけの錦やっとここまで来られたっていうのに、今度は再会を目前に兄がさらわれたなんて・・・相変わらず酷いマコトの状況ですが、落ち込んでいる場合ではありません。今は立華を取り戻す事が先決。 立華がさらわれたのは堂島組の渋澤さんの指図であることをマコトにも伝える桐生でしたが、名前だけ聞いてもピンとこないマコトの様子に、大阪で襲ってきたやつで、若頭補佐の1人として組を動かしている立場の人物であることを付け加えます。

マコトの話を聞いてしまいましたからね、今起こっていることに関して、マコトには隠し立てしない事を選んだのでしょう。

黙って聞いていたマコトでしたが、堂島組が探しているのは「カラの一坪」の所有者である自分ではないか、と疑問を口にします。ごく尤もな疑問を口にするマコトマコトも桐生も、尾田の悪行については既に知っています。陳さんに至っては、尾田を『渋澤のイヌ』と断言していましたから、立華側の情報は尾田によって渋澤に筒抜けだったはずですよね。そうなると、情報が途絶えてマコトの居所が不明である以上、弱みを使っておびき出す方が早いし、ダメージまで効果的に与えられます。でも、こんな卑劣で恐ろしいやり方は普通では考えもしないでしょうから、マコトが疑問に感じるのはごく尤も。

守れなかったという自責もあるんだろうな~。桐生はマコトに謝ると、「命に代えても必ず連れ戻す」と、誓うように口にするのみ。そこへ、陳さんからの連絡が入ります。ポケベルを確認して眉間に皺を寄せる桐生ポケベルってどんなだったんだろうな~。「公衆電話に十円玉を重ねて電話をしていたのよ~」なんていう、学生時代にバイト先で聞いた旦那さんとの馴れ初め話が、ちょっと近い世代の話かなと思うのですが、公衆電話の話題は出てもポケベルの話題ってなぜか出ない気がする。

さて、陳さんへの連絡の為に出て行こうとする桐生に、改めて立華について頼むマコト。なんだか、桐生よりも錦の表情が苦しそうに見えた気がしてやりきれない・・・この時点では未来の事だけど、私達は知っていますからね・・・

ここからは電話ボックスへと向かうのですが、公園の出入口まで行くと錦によって公園内の電話ボックスに誘導され、公園から出る事はできません。自由に動けそうになると、「ついでに・・・」とか考えてうろつきがちな私は、ほぼ毎回引っかかるやつ。錦に引き戻されて公園から出られない桐生公園内を歩く間、亜細亜街の顔役は信用できるのかと話題に挙げる錦。亜細亜街との関わりもないでしょうから、疑問に思うのも仕方がありませんよね。用心深くありたいところでしょう。 「陳さんが敵なら自分は今生きていない」と、桐生がざっと説明すると、立華を失いたくないという亜細亜街の事情を理解する錦でした。

一緒に歩いていると、なんやかんやと話が続く2人。立華とマコトが兄妹そろって堂島組に狙われている現状に話が及ぶと、「生き別れた肉親に会いたいだけの兄妹を、これ以上極道のごたごたに巻き込みたくない」という桐生と、「2人を会わせることが風間の親っさんの望みを叶えるなら、身体の張りどころ」という錦、結局は目的が一致します。どれもこれも風間の親っさんの手引きとはいえ、2人のバランスが良い。要所要所での錦との会話も、ストーリーに気持ちを寄せるには聞いておきたいものばかりです。

電話ボックスから陳さんに連絡すると、立華の居所がわかるとともに、今は渋澤さんの命で動いている久瀬さんまでそこに居る事を知らされます。続けて陳さんは、「よほど後がなくなった、久瀬のような男ほど危険」と忠告しつつ、立華について桐生に頼むのでした。

タイトル: 龍が如く0 誓いの場所

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