とっちらかんと

~迷子の寄り道~

【龍が如く0】ドアを開けると内輪揉め。

米田を床に叩きつける久瀬さん陳さんからの情報で立華の居所がわかり、七福通り沿いのクレッシェンドビルに向かう錦と桐生ですが、ここでも道中で会話が発生。自身にも妹がいることに触れ、やはり立華とマコトのことは他人事ではないという錦の気持ちを聞くことができます。錦の行動は風間の親っさんへの想いからくる部分が大きかったとは思いますが、事情を知り、更にそれが兄妹のこととなるとね・・・

目的地に着くと、中に入るかどうか錦による確認があるのですが、ビルに入る間際の錦による意思確認この辺りからはどんどんメインストーリーが展開していく気がしたので、とりあえず、『いや、まだだ』を選択してみました。すると、この場に錦を待たせて桐生1人で動けるようになります。錦からは急かすような言葉をかけられるし、私だって先を急ぎたいけれど、準備は大事。 事務所に寄って利益回収を行い、能力獲得、セーブなど、ちょろっと動き回ってから錦の元へ戻り、いざ、中へ。

ここから、立華が拘束されて拷問を受けているシーンに切り替わります。私自身はあまり直視できないシーンです。

立華を拷問している男は、桐生が破門を願い出る為に堂島組本部に赴いた際、しつこく襲い掛かってきた米田。拷問に耐え続け、どこまでも落ち着き払った立華に逆上させられ、感情任せに殴りかかりそうになったところを久瀬さんに止められるような奴です。

様子を見ていた久瀬さんは、立華は拷問が通じる男ではないとして、他の手を考えるよう米田に指示しますが、このシーンで唯一、ちょっと笑える見事な開き直りを放つ米田。「そんなもん 俺ができるわけないでしょ?」

しかも、立て続いた久瀬さんの失敗を責め立てます。続いた久瀬さんの失敗を責め立てる米田良くも悪くも久瀬さんへの評価の影響は受けるのでしょうから、鬱憤が溜まっていたのもわかるけれど、言ってはいけない一言。 しかし、このシーンの久瀬さんは、これまでの登場シーンに比べると非常に冷静。米田の胸ぐらを掴みながらも、一言かけただけで手を放すと、自ら立華の拘束を解きにかかります。 「情報を引き出す前に立華を殺されでもしたら、俺がいい笑いモン」なんて言う久瀬さんですが、初心を思い出し、今自分にできる最善を行っているだけのようにも感じます。立華の拘束を解き始める久瀬さん米田を見ていて思い出したと溢した、「自分より強えと思える奴を殴るために極道張ってきた」という久瀬さんの言葉が印象的。ただ好戦的な印象が強かったけれど、段々と印象に肉付けがされていきます。

その時、米田に視線を向けたまま、立華が口角をわずかに動かします。判別も難しいほどの表情の変化にも見えましたが、逆上している米田を爆発させるには十分な火種。ハンマーで立華の側頭部から振りぬきました。結果的にはこれが、この後の流れを狂わせてしまった一撃となります。

次の瞬間、久瀬さんによって、今度は自分が床へ叩きつけられる米田。立華へ愚行を働いた米田の頭を床に叩きつける久瀬さんそこでやっと、ドアを蹴破って桐生と錦が入ってきます。久瀬さんによって床に押さえつけられた頭から血を流しているのは立華ではありませんから、一見すると内輪揉めにも見える状況に困惑したような表情の2人。まさかこの場所が知られているとは思っていなかった久瀬さんも、桐生の登場には驚きを見せます。

しかし、傷だらけで未だ拘束されている立華を見たとたん、桐生の目の色が変わります。桐生の視線の先が立華であることを認めた久瀬さんが、桐生を向き直ってあえて発したような一言をトリガーに、桐生が久瀬さんに殴りかかります。桐生が殴り掛かってくるように仕向けたような久瀬さんの一押しこれをきっかけに、久瀬さんを含む組員達とのバトルが発生するのですが、もし米田の一撃が無くて、桐生たちが到着する前に立華の拘束が解かれていたら・・・なんて、考えても詮ない事がどうしても一瞬頭を過り、久瀬さんの言葉が意味を持ちます。「なるようになっちまうもんだな」

バトルを終えると急いで立華の拘束を解き、マコトを連れに走る、このシーンの為に合流させたんじゃないかと思うくらい動いてくれる錦です。

遅くなったと詫びる桐生に、こんな状況でまで気遣いの言葉を返し、新たに得た情報を桐生に伝え始める立華でした。

タイトル: 龍が如く0 誓いの場所

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