こちらもだいぶ前にサラッと書いたお話なのですが、きっかけのお話から記録しとこ~。ブランド店の脇。店員さんが「売り切れた」と言っているのに、「そこをなんとか!」と、困らせている男性を見かけます。「次は警察呼ぶからね!」と言うと、店員さんは戻っていくのですが・・・
なんと、泣き出す男性。恋人の誕生日に約束していた『ハートのネックレス』が、人気過ぎて手に入らなかったそう。謝れば済む話かと思うのですが、嫌われたくはないそうで・・・。「こんな事で嫌うやつはやめとけ」と思いますが・・・話を聞いた真島さんは、「偽物用意して誤魔化すくらいしかないわな」なんて笑ってみせます。
そんなジョークを、「贋作師さんと知り合いになっていそうな人がいれば・・・」なんて真面目に考え始める男性。「なかなかおらんやろ。そんな都合よくガラの悪そうな奴」なんて返す真島さんですが、真島さんの顔を改めて見た男性は、「あなた、ガラが悪そうな顔ですね!!」なんて言えちゃいました。
更に、「紹介してもらえませんか?」なんて、真島さんに贋作師の知り合いがいる前提で言い出します。「ところどころ失礼やな」と、真島さんにも呆れられますが、正常な判断が利かなくなるほどの状況のようです。
「何かツテができたら、教えたるわ」と、その場を離れて路地へ入ると、何やら取引をしている2人の男たち。取引の後、すれ違いざまにテレホンカードを落とした男を真島さんが手伝おうとすると、明らかに慌てた様子を見せます。
それもそのはず、なにやら普通のテレホンカードではありません。素直に疑問を口にする真島さんに、多くの方々の記憶に残っていそうな反応を見せる怪しい男。
しかし、知らぬ存ぜぬは許さない真島さん。「お前これ、偽造テレホンカードやろが!」と、鬼の形相です。
ここで、あきらかに挙動不審となった怪しい男。口止めの為の取引をもちかけ、「偽物を1つ作る」と言い出す彼は、プロの贋作師。ハートのネックレスの一件を思い出して相談する真島さんに、「その男に渡してネ」と、名刺を渡し、事務所に話を通しておく事を約束します。信用できるか疑問ではあるけれど、すぐにブランド店前に戻り、冒頭の男性に『贋作師 ファンさんの名刺』を渡します。
「贋作師は裏の世界の住人、気をつけていかないと怪我するで」と、一応の忠告はしますが、すっ飛んで行ったんだろうな~。
相手は一般人ですからね、ファンさんの事務所の辺りまで様子を見に行ってみると、悲鳴が聞こえてきます。
「誰か~! 助けてぇ~!」
急いで事務所へ入ってみると・・・本物であろうナイフを使ってナイフゲームをされている一般人、発見。
「知られるはずのないこの場所をどうやって知ったのか」と、拷問真っ最中。ファンさんが、「色々バレると組織の偉い人に殺されることも・・・」とか言っていましたから、慎重なのでしょうけれど、そのファンさんが話を通しておいてくれるはずでした。
真島さんも事情を説明しようとしますが、結局バトルが発生し、終わった頃にファンさん登場。やはり、ファンさんの伝言忘れで起こった衝撃体験でした。
「もとはと言えばお前のせい」という言葉を飲み込み、やっと偽造指輪を作ってもらう事が出来ました。ファンさん自身も「会心の出来」と言う仕上がりに、感心する2人。
ギリギリ彼女の誕生日に間に合ったそうなので、男を彼女の元へ急がせますが、心配する真島さんは様子を見に行きます。すると、なんだか怪しい雲行きに・・・せっかく彼女にネックレスを渡せたというのに、偽物だと打ち明けてしまった男。
「誕生日に偽物渡すなんて」と、ガッカリする彼女でしたが、ここで真島さんがフォロー。ほんと、様子を見に来てよかった。
「だから最初から偽物渡すなんてやめろって言うたやないか」と、まずは、私達の代弁から入ります。そして、今にも泣き出しそうな彼女に、彼女の想像以上に『色々危ない橋』を彼氏は渡ったのだと教え、「彼女を喜ばしたい気持ちは本物」と伝える真島さん。
彼氏が渡った『危ない橋』がどんなものか聞くと、「バカッ!!」と、心配から怒りだしてしまう彼女。「次からは嘘つかないで、正直に話して」。
落ち着たところで、彼氏が「入荷したら一緒に買いに行こな」と言うと、今度は「要らない」と言い出す彼女。「本物よりもこっちの方が良い」という彼女の気持ちをわからずに困惑する彼氏に、「好きな人が必死に手に入れてくれた偽物の方が、本物よりも輝いて見えるんやないか?」と、またも真島さんのナイスフォロー。
お礼にと、『隠し財布』を渡し、前向きに抱負を語ると歩き出す2人。
その後ろ姿を見送りながら、2人の幸せを願う真島さんなのでした。いや~丸く治まって良かった。
タイトル: 龍が如く0 誓いの場所
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