自身の娘 リルムと、奇跡的な再会を果たしたカイム。家族の記憶を取り戻し、再会を喜んだのも束の間、病気で寝たきりとなっていたリルムは、クックとマックという幼い子供2人を残して旅立ってゆきました。
ほんのひと時であっても、再び父親と過ごす事ができて、自身の子供たちにおじいちゃんとの縁を繋ぐことができて、きっと安心できたと思いたい。場面は切り替わって、雨が降りしきる『ウーラ城・天空の祭場』へ。雨の中、1人、立ち尽くすトルタン。
暗転を挟むと、ここではトルタンを操作して進めます。上の画像の右側にそびえるのは、先代の王である、トルタンの父親のお墓なのか、記念碑のような像なのか、トルタンはその前に立ち、語り掛けます。
「父上から学ぶべきことはまだまだたくさんあったというのに・・・」
父親の強さが少しでも自身にもあったならと、自身の弱さを嘆くトルタン。
確かに、非常に脆い印象があるし、ガンガラに良いように駒にされているふうだったんですよね。気の毒なほどに。いずれは、内側から輝いていく事を願います。さて、父親に語り掛けるトルタンの背後、近付いてくる影があります。振り返り、その何者かを視認すると、驚きと恐怖で腰が引けるトルタン。
それにしても、この、歩くチョコレートファウンテンのようなやつ。ガンガラが呪文を唱えるようにして何かを人型にしているシーンを思い出させる姿です。と、4体ものチョコレートファウンテンがゾンビのような動きでトルタンを囲み、トルタンで初めてのバトルが発生。敵は『泥人形』という表示でした。
画像上段がトルタンのHP・MPと、本当は左下に表示されるターンの表示を切り貼りしたもの、下段はバトル後のリザルト画面での顔グラフィック。リザルト画面には、毎回顔グラフィックが表示されますが、他のキャラクターのものも、とても好き。
このバトルは、『勝たせるバトル』だったと思います。とはいえ、トルタンの情報がほぼない状態で突然始まったので、割りとハラハラ。頭をよぎる『GAME OVER』は、もう、自分自身に組み込まれているみたいです。
泥人形たちとのバトルを終え、肩で息をするトルタンの元へ、ウーラ評議会議長 ロクシアンが姿を現します。
違和感を感じるほど良いタイミング。ロクシアンは、トルタンの戦いぶりを称えつつ、「脆弱な泥人形程度では、殿下を倒せるとは思ってはおりません。おわかりになりますか? 私の言っていることが」
ロクシアンの言葉の意味に気付き、悲しみを含んだような驚きの表情のトルタンでしたが、「なぜ、こんなことをするのです!」と、問いかけます。
なぜもなにも、トルタンを攻撃するという事は、『王政復古反対派』ということかと思うのですが、ロクシアンの最初の印象とこの行動が結びつかなくて驚きです。何か他にも事情があったりするのでしょうか。
ロクシアンは一言、「王政復古を望まぬがゆえです、殿下」。ですよね。
トルタン自身も、王政復古など望んではいないそうですが、民間人として独立できていないない限り、本人がどう考えているかなど、考慮してもらえるわけもありません。トルタンは、毒入りスープもロクシアンの仕業か尋ねますが、無言のままのロクシアンと、バトルが始まってしまうのでした。
それにしても、トルタンは後々パーティに加わるのかな。決して低くないHPに、剣技が強そうなスキルだった気がしますが・・・。
タイトル:ロストオデッセイ
