とっちらかんと

~迷子の寄り道~

【鬼武者】始めようと思ったら始まらなかった。1日目

PS2で『鬼武者』開始リマスター版があるのは知っているのですが、PS2でプレイし始めた『鬼武者』。シリーズ内で最初にプレイしたのは『鬼武者2』で、特典映像だった『RUSSIAN ROULETTE』のPVが印象に残りすぎていたりするのですが、今作では、『鬼武者2』のトレーラーを特典映像として観ることができます。本編のクリアデータによって解放された特典かと思いますが、今回はクリアデータがある状態で新しく始めたので、最初から観ますよね。

最後あたりが特に好きなのですが、一番最後にこの映像が出るとともに声優さんの『鬼武者・・・再び』という声が入ります。特典映像の『鬼武者2』『再び』というのもとても良かったのですが、声優さんの上手さってなんなんでしょうね。凄いです。こんなの観ちゃったら、『鬼武者2』が楽しみになりますよね。特典映像内の主人公は実際の『鬼武者2』とは違い、モデルも松田優作ではないし、隻眼。これはこれで完成品とは違う良さですよね。

それはそうと『鬼武者』。実際にプレイし始めると、キャラクターを動かすのに十字キーを使わなければならなかったりと、アナログスティックによる楽々移動が可能になってからゲームを始めた私には、最初から難易度が高いのですが、それにしてもまずはオープニングムービーの美しさに驚かされます。オープニングで綺麗と思ったシーン1私は歴史に明るいわけでもないので、合戦の実際の様子などの描写もよくわかりませんが、馬に乗った一団が一気に駆け抜けていくシーンなどではスピードや勢いを感じられるのに、上の画像のような歩兵が刀などで闘うシーンでは、泥に足をとられて倒れた者同士が片腕を伸ばし、勢いもなくなった刀を振り合う描写があったり、振り下ろした刀が相手に当たらずバランスを崩す者があったり・・・なかなか面白いです。

騎馬のままの戦闘描写はありませんから、もしかしたら、馬は移動に使われていただけなのかもしれませんが、あんな勢いで向かったのに、合戦場に着いたら馬を止めて降りていたとしたら・・・と、そんなことを想像すると少し可笑しくも感じたり。

この、部屋の広さに対して小さいような、電気とは違った灯りに照らし出される空間の色あいや、炎が揺れる空気など、オープニングで綺麗と思ったシーン2こういう部分はホラーゲームのようにも感じさせられる要素でもあるけれど、綺麗。このくらいの時代の灯りって、実際にはどれくらいだったのかな。現代が、時間を問わずに明るすぎるのだろうなと思いながら、想像させられます。 引き戸の色や質感も、この灯りで際立っています。ただ1つ・・・絶対なんかあったでしょ、この部屋。怖いって。
城の瓦屋根に上がって戦ったりと、景色が変わり映えしないという事もありません。これは倒した敵の魂を吸収している様子なのですが、大きくおぼろげな満月の妖しさも相まって、『鎮魂』という言葉が浮かびます。オープニングで綺麗と思ったシーン3しっかりオープニングムービーを観て、『詳細設定』からバイブレーションをOFFにしたら、操作確認画面も開いてみました。改めて見てみると至極シンプル。L2ボタンなんて『使用しません』という潔さ。そして気づく、R2ボタンで『180度反転』ができることに・・・これを癖付けていたら楽だったと思われる場面もあります。大事です、180度反転。操作説明も至極シンプルバイブレーションとは、画面揺れではなくコントローラーのバイブレーションかと思うのですが、コントローラーの振動も、振動で発生する音も苦手なので、設定でOFFにできる作品は即刻OFF。これは本当に有難いです。
いざ始めようとすると、主人公の左馬介に『通常』『特別』という選択肢が・・・これもクリアデータの有無に関連するのかもしれませんが、服装だったかな。今回は新しく始めるので『通常』で進めます。 始めたら始めたで美しい描写の連続なんですよね・・・始めたら始めたで美しい描写虫をベースにデザインされたようなボスキャラが多い印象が強いのも、文をしたためている雪姫の頭に鎌を振り下ろそうとしているようにも見えるカマキリの描写で、今なら頷けます。次こそ、本編に進も~。

タイトル:鬼武者

開発・販売:©カプコン

鬼武者公式サイト