やっと佐川はんから情報を得て、嶋野の裏切りを知った真島さん。まだまだ聞きたい事はあったでしょうが、深堀りを避けたい佐川はんに話を切り上げられてしまいます。
その後、佐川はんからの情報を頼りにチャンピオン街へと向かいますが、ここは空振り。チャンピオン街を出たところで、嶋野組の下っ端に絡まれてバトル発生。全員倒し終わると、更に誰かが近寄ってきたので構えかけますが、「あいかわらずですね、真島さん」。彼らは、嶋野組の古参組員でした。「お連れしたいところがあります」という事ですが、
「急ぎの用があるんや」と、かわそうとする真島さん。そこへ重ねて、「嶋野の親父があなたをお呼びです」なんて言われると、真島さんの顔色も変わります。ちなみにこの古参組員、関西のアクセントで話します。嶋野組の古参にこういう話し方の人間がいるあたり、嶋野のバックグラウンドがわからなくとも、繋がりを感じさせられます。
嶋野の遣いですからね、「それより大事な用があるということでしたら遠慮しますが・・・そんなもん、あるわけないですよね?」なんて、結局のところ強制連行のようです。
場面は変わり・・・マナーもなにもあったものではないさらい方でてっさに箸をつけるのは、嶋野の親父。
てっさの真ん中の部分が気になって調べてみたのですが、こんなコンテストがあるんですねぇ。『てっさ』といえば、大阪、次いで下関というイメージがあったのですが、これは愛知のコンテスト。どれも美しい盛り付けばかりで、「これどうなってるの?」と思う立体的な作品もあり、見るだけでも面白い。さて、てっさを口に入れると、呷るように猪口を傾ける嶋野。猪口を置くと、様子をうかがうように黙りこくっている真島さんに、「なぁに遠慮しとるんや 真島ぁ 少し見んうちに酒 あかんようなったんか?」。嶋野自身も関西のアクセントでしたね、忘れていました。
もうねぇ・・・テーブルをひっくり返してやりたくなりますね。いくら新作が出続けようが、『龍が如く』シリーズの好きじゃないキャラクターランキングで上位に居座り続けそうな奴ですよ。ですが、嫌ってばかりもいられませんから、私事でどうにか優しく形容すると、『お義父さんとは大違いの可愛くないハゲ』というところかな。お義父さん、ごめんなさい、感謝します。
それにしても、嫌な雰囲気です。それに、簡単にひっくり返せるようなテーブルでもありませんね、さすがに。 ・・・ちっ。
「いえ・・・」。視線を俯かせたまま、先の嶋野の言葉に答える真島さんに、口の端を醜く上げて鼻を鳴らすように笑う嶋野。 「なんも怖がることないでぇ?」という一言が、『穴倉』で受けた拷問の記憶を蘇らせ、真島さんの顔に脂汗が浮かびます。
それを認めた嶋野が、「お前にええ話があるんや」と話し始めたところで襖が開き、『タイミングの鬼 佐川はん』の登場です。「急な呼び出しだな 兄弟・・・」なんて、神室町に来ている事が既に伝わっている事なんて想定内だろうに、なかなかの白々しさを見せます。
驚いたのか、空気が変わっていっそホッとしたのか、真島さんも振り返ってその姿を認めると、「佐川・・・?」と呟きます。これ、時々ありますよね、呼び方違うの。「佐川・・・はん」とかね。本心が見え隠れ、という解釈で良いのかな。
佐川に目線を移した嶋野が、先ほど同様に笑います。バツが悪そうに視線を動かすも、諦めたように席に着く佐川はん。と、「水臭いこといいなや お前こそこっち来てるんやったら 声かけてもらわな」。歓迎しているような言葉で牽制する嶋野ですが、2人が揃ったところで、「これで全員や」と口にします。
「久々にうまい酒が飲めそうやな」なんて、1人、満足そうな嶋野がこぼしたところで、今日はおしまい。嶋野が笑うたびに舌打ちをする自分がおかしくてどうしようもありませんでした。
タイトル: 龍が如く0 誓いの場所
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