嶋野との再会を果たした真島さんでしたが、嶋野の言葉で『穴倉』での拷問の記憶が蘇り、脂汗が浮かびます。そこへ、佐川はんがやって来たところでまで進みました。この時ばかりは、真島さんにとって非常にナイスなタイミングだったような気がします。「これで全員や」という嶋野の言葉に、本題を急かす佐川はんでしたが、「兄弟こそ神室町には何の用で来たんや?」なんて嶋野に言われては、お見通しだろう事は佐川はんも承知の事、白状するしかありませんよね。
「マコトが蒼天堀から逃げて、立華不動産の連中に連れられて神室町に来ている」という、流れをざっと伝えます。と、嶋野は、「ほう。そないことになっとったんかぁ」
これは・・・狸ってことで良いのかな。今初めて知ったような反応を見せつつ、「せやけど安心せえ。全部ワシの計画のうちや」なんて、佐川をなだめるような口調。
これには佐川はんも「なに?」と、怪訝そうな反応。 しかし、「どういう意味ですか?」と、はっきりと疑問を口にしたのは真島さんの方でした。真島さんにマコトを殺せと命じたのは、『真島さんには殺せないとわかっていたから』だと嶋野から聞かされると、真島さんは勿論、佐川はんまで「なんだそりゃ?」と、驚きを見せます。
更に、マコトを殺せずに匿っていた事まで、実際に見ていたかのように推測を的中させる嶋野。いちいち驚くところを見ると、佐川はんは本当に知らされていなかったんですね。疑心暗鬼になるのも頷けます。
「ワシはお前以上にお前っちゅう男をよう知っとるんや」と、嶋野が嫌な笑い方をすると、いよいよ混乱が深まったのか、「なんやと?」と呟く真島さん。そして、「説明してくれんだろうな、兄弟」と、今度こそはっきりと感情ののった表情を見せる佐川はん。
すると、前置きのように、「カラの一坪」を見たかと2人に問う嶋野。それがなんだと言わんばかりの佐川はんの反応をよそに、嶋野は「カラの一坪」について話し始めます。堂島組が大金をつぎ込んできた神室町再開発計画の鍵、即ち、現在の『東城会の鍵』
やはり嶋野も気づいていました。堂島宗平が「カラの一坪」を手に入れて、再開発の利権を手土産に東城会の跡目を獲得する事態を避けたいわけです。これに関しては、風間の親っさんと一致しています。「あんな頭の足りん小者がトップんなったら東城会はしまいやで」。わかります。
そして、嶋野もやはり情報をしっかり収集しています。風間の親っさんが堂島を阻止しようと動いている事も把握していました。 嶋野の口から出た「風間」という名に、「風間新太郎ですか?」と反応する真島さん。すると、「せや。あいつほど厄介な男はおらん」
「ワシが東城会獲んのにいちばん邪魔な男や」と、苦い顔で語る嶋野は、『立華不動産の桐生一馬』についても、『風間新太郎の手下』であると聞かせます。ここで、「桐生一馬?」と、いつかの名刺を取り出す真島さん。
堂島が親である以上、盾突くような動きはとれない風間新太郎が、『立華不動産という兵隊を使っている』。言い方は悪い嶋野ですが、確かにその通りなのでしょう。風間の親っさんが立華不動産を『兵隊』と考えているかは別として。しかし、これには佐川はんが「それは兄弟も同じ」と、すかさずつっかかります。今でこそ嶋野組は直系ですが、元をただせば堂島組の系列。堂島宗平は、嶋野にとってもかつての親にあたるそうです。
「だから組から名前消した真島ちゃんを使うしかねぇんだろ?」と、佐川はん。なるほど、合点がいきます。と、これに同意した嶋野に、狙いを問う佐川はん。結果が目に見えている命令をしてまで、真島さんをマコトに近付かせたわけですから、何か狙いがあるはずですよね。
いや~今回はなかなか厳つい方の画像ばかりでなんだかもう。嶋野が出るシーンは、見返す事自体がどうしてもタフな事で、自分自身のスタミナ切れが早い。回復させるための1枚を貼って、今日はおしまい。
シーンによって見え方が結構違いますよね。これは、神室町に来てから佐川はんの待つ事務所に戻る時の1枚なのですが、眉間に皺を寄せつつ、なんとなく無感情のようにも見えて好きな1枚です。
タイトル: 龍が如く0 誓いの場所
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